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ESGデータ(環境)

指標算定範囲 単体:いすゞ自動車株式会社
連結:いすゞ自動車株式会社+国内・海外連結子会社59社
  1. 連結子会社の合併等により「国内・海外連結子会社」数に変更あり。2022年度は60社、2023年度は58社を算定範囲とする。

連結データ

GHG排出量推移

海外生産グループ 国内総排出量 国内生産グループ いすゞ本体 CO2排出量
  1. 2024年度実績については集計作業中の会社も算定範囲に含んでいるため、暫定値となります。
  2. 基準年排出量はGHGプロトコルに準じた遡及的算定を行う場合があります。

廃棄物排出量推移

国内総排出量 国内生産グループ いすゞ本体 廃棄物排出量
  1. 2024年度実績については集計作業中の会社も算定範囲に含んでいるため、暫定値となります。

単体データ

いすゞの環境マネジメントシステム

いすゞは、2015年度のISO14001改訂に合わせ、拠点別に推進していた環境マネジメントシステムを全社で統合し、2016年12月に、いすゞ全拠点を対象としたISO14001の認証拡大とISO14001:2015への移行を行いました。
現在は、いすゞとして統一した環境活動を全拠点で展開するとともに、事業活動に伴う環境負荷低減への取り組みを全社一丸となって実施し、環境経営の強化に努めています。

2024年度の環境関連法規制違反・事故

いすゞでは、2024年度中における環境関連法規制上の違反、環境事故の発生はありませんでした。

CO2排出量低減活動

エネルギー起因CO2排出量推移
エネルギー起因CO2排出量推移 CO2排出量
エネルギー消費量推移
エネルギー消費量推移 エネルギー消費量
  1. 2023年度からエネルギー係数が変更されています
物流起因CO2排出量推移
物流起因CO2排出量推移 CO2排出量

資源利用量低減活動

排出物の低減、抑制

排出物排出量推移

いすゞでは2011年度以降、廃棄物の埋め立て処分はなく、ゼロエミッションを達成済みです。

排出物排出量推移 廃棄物排出量
プラスチック使用製品産業廃棄物排出量推移

いすゞはプラスチック使用製品産業廃棄物を250t/年以上排出しているため、プラ法における多量排出事業者となります。
法令に基づき、プラスチック使用製品産業廃棄物排出の抑制・再資源化に関する目標設定、目標達成のための取り組みを実施し、2024年度は目標を達成しました。
従来実施している排出物の抑制、再資源化の推進をさらに加速し、目標達成のため計画的な取り組みを進めていきます。

  1. プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律
プラスチック使用製品廃棄物排出量推移
自動車リサイクル法に基づく再資源化等実績推移
自動車リサイクル法に基づく再資源化等実績推移
  1. ASR:Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)の略

水使用量の低減

水資源使用量推移
水資源使用量推移 水使用量

環境リスク低減活動

フロン類排出抑制

2015年4月からフロン排出抑制法(フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)が施行されたことを受け、いすゞ全拠点において使用する業務用冷凍空調機器をはじめとするフロン類使用機器の冷媒適正管理を推進し、機器の点検などを実施しています。
事業者としてフロン類算定漏えい量が1,000t-CO2/年以上だった場合は、法令に基づく報告が必要となりますが、いすゞにおける2024年度の漏えい量は、報告を要する値未満であったことを確認しています。

VOC排出量削減

VOC(揮発性有機化合物)の回収などにより排出量の抑制を進め、工場外へのVOC排出量を減らすとともに、特にVOC排出量が多い塗装工程の見直しや改善などを進めています。
本活動は日本自動車工業会として推進している、VOC排出抑制のための自主的取り組みに基づき推進するものです。

VOC総排出量推移
VOC総排出量推移

排出ガス・排水の適正管理

工場ではボイラーなどのばい煙発生施設の適正な管理を行うことで、排出ガス中の大気汚染物質であるNOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)などが規制基準値内であることを測定し確認しています。
また、工場の排水は、処理設備で処理を行った後に下水道や公共水域に放流しています。放流水は定期的に分析し、規制基準値内であることを確認しています。

  1. 規制基準値は法令または条例の厳しい方を採用
藤沢工場:神奈川県藤沢市土棚8番地

大気

項目 設備 規制値 実測値
最大 平均
NOx(ppm) ボイラー 60 32 29.6
金属溶解炉 180 41 32.8
塗装焼付け炉 230 93 88.5
ばいじん(g/Nm3 ボイラー 0.3 0.001 0.001
金属溶解炉 0.3 0.0074 0.0023
塗装焼付け炉 0.2 0.0018 0.0018
  1. ばい煙発生施設の燃料はすべて都市ガスを使用しているため、SOxは測定対象外です。

水質 放流先:引地川

項目 規制値 実測値
最大 最少 平均
pH 5.8-8.6 7.9 7.1 7.7
COD(mg/L) 60 27.0 7.3 15.6
BOD(mg/L) 60 23.0 2.8 9.1
SS(mg/L) 90 14.0 2.0 6.6
油分含有量(mg/L) 5 3.0 1.0 1.6
栃木工場:栃木県栃木市大平町伯仲2691番地

大気

項目 設備 規制値 実測値
最大 平均
NOx(ppm) ボイラー 150 47 20
金属加熱炉 180 170 97
ガス機関 600 191 163
SOx(Nm3/h) 総量規制 14.5 0.3 0.01
ばいじん(g/Nm3 ボイラー 0.1 0.001 0.001
金属加熱炉 0.2 0.012 0.002
ガス機関 0.05 0.002 0.001

水質 放流先:永野川

項目 規制値 実測値
最大 最少 平均
pH 5.8-8.6 7.6 7.2 7.3
BOD(mg/L) 20 16.8 1.8 6.1
SS(mg/L) 40 4.0 1.2 1.3
油分含有量(mg/L) 5 0.0 0.0 0.0
  1. 排水は河川放流しているため、CODは測定対象外です。

環境会計

環境活動を効率よく継続的に進めるために、環境保全コストと環境保全効果を集計しています。
環境活動に対して効率的な投資を行う経営判断に役立てることを目的とし、また、企業の評価指標として情報開示をしています。

環境保全コスト

投資額は11,782百万円となり、前年度投資に比べ5,522百万円増加しました。
費用額は61,085百万円となり、前年度に比べ8,238百万円の増加となりました。
内容は下表の通りです。

期間:2024年4月1日~2025年3月31日

(単位:百万円)
分類 投資額 費用額 主な取り組み内容
事業エリア内
コスト
公害防止コスト 362 391 大気汚染防止、水質汚濁防止などの推進
地球環境保全コスト 2,153 529 省エネ活動の推進、気候変動対策の推進など
資源循環コスト 181 132 廃棄物の適正処理、廃棄物置き場の整備等の実施など
上下流コスト 0 4,832 使用済み自動車のリサイクル推進、廃棄物の3R推進など
管理活動コスト 0 435 環境マネジメントの推進、環境データ等情報収集システムの更新など
研究開発コスト 9,086 54,740 EVや排ガス規制等に対応する環境配慮製品の研究開発など
社会活動コスト 0 21 植林活動等の環境保護活動支援や環境保全団体への寄付金など
環境損傷対応コスト 0 5 汚染負荷量賦課金、土壌・地下水汚染に係る保全対策など
合計 11,782 61,085
環境保全効果

期間:2024年4月1日~2025年3月31日

区分 効果の内容 効果
経済効果(百万円) 省エネによるエネルギー費の削減 149
有価物売却益 3,023
物量効果(t-CO2e) CO2低減(t-CO2e) 4,082

事業活動と主な環境負荷

を付した項目の2024年度データについて第三者による保証を受けています
2022年度 2023年度 2024年度
INPUT エネルギー使用量合計(GJ) 4,387,635 3,999,645 3,960,848
 電力使用量 2,076,515 1,682,534 1,725,066
 LPG 31,812 22,019 20,084
 LNG 808,459 918,627 859,485
 都市ガス 1,173,833 1,125,039 1,130,095
 その他のエネルギー 297,016 251,426 226,118
原材料投入量(千t)
 鉄 43 33 27
 アルミ 10 15 7
 粗材 152 125 99
水使用量(千m3 2,174 2,151 2,004
 工水 2,055 2,047 1,912
 上水 119 104 92
OUTPUT 温室効果ガス(t-CO2e) 195,036 159,822 161,866
廃棄物排出量(千t) 6.9 6.3 6.1
最終埋立処分量(千t) 0.0 0.0 0.0
有価物量(千t) 87.6 80.9 81.7
再資源化実績(%)
 ASR 97.0 96.9 97.2
 エアバック類 95.0 96.7 96.5
VOC排出量(t) 596 610 610
排水量(千m3 2,174 2,151 2,004
  1. Scope1とScope2の合計。

マテリアルフロー

GHG排出量 INPUT OUTPUT 温室効果ガス 排出物 排水量 マテリアルフロー

いすゞグループのGHG排出量

を付した項目の2024年度データについて第三者による保証を受けています
2022年度 2023年度 2024年度
GHG合計(t-CO2e) 159,505,336 126,313,253 110,455,324
 Scope1 196,182 182,536 172,302
 Scope2 347,151 271,812 260,785
 Scope3合計 158,962,003 125,858,905 110,022,237
  カテゴリー1 11,424,587 11,603,511 10,691,250
  カテゴリー2※1 274,637 264,658 375,330
  カテゴリー3※2 126,172 115,757 73,992
  カテゴリー4 291,709 308,902 305,337
  カテゴリー5※2 268,355 133,553 12,207
  カテゴリー6 7,753 7,734 7,070
  カテゴリー7 27,411 27,322 24,800
  カテゴリー8 - - -
  カテゴリー9 553,476 471,034 344,229
  カテゴリー10 15,552 14,275 14,444
  カテゴリー11 145,727,206 112,684,194 97,945,388
  カテゴリー12 173,636 141,733 160,177
  カテゴリー13 - - -
  カテゴリー14 - - -
  カテゴリー15 71,509 86,232 68,013
  1. 全てのカテゴリーにおいて、より網羅的かつ精度の高い算定のために、2024年度実績より算定範囲の見直しを行った結果、算定対象となる事業活動および製品が拡大しました。そのため、2022年度ならびに2023年度実績についても遡及して再算定を行っています。
  2. Scope3 2024年度実績について、第三者による保証を取得しています。
  3. Scope1,2 2024実績については集計作業中の会社も算定範囲に含んでいるため、暫定値となります。
  4. ※12024年度実績より会計基準を変更した影響で活動量が増加し、排出量の増加となりました。
  5. ※22024年度実績より算定対象となる項目および拠点数が減少したため、活動量が減少し、排出量の減少となりました。

いすゞのGHG排出量

2022年度 2023年度 2024年度
GHG合計(t-CO2e) 195,036 159,822 161,866
 Scope1 119,189 115,370 110,713
 Scope2 75,847 44,452 51,153
  1. 2022年度、2023年度、2024年度実績について、第三者による保証を取得しています。