お客様には安心してご愛用車にお乗りいただくため、ドライバー異常時対応システム(EDSS)についてお知らせします。
- 1ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)とは
EDSSは、ドライバーが意識を失うなどの異常が発生した際に、車内外へ異常事態を報知するとともに、車両の減速を行い停車させることができるシステムです。
車載カメラを使用してドライバーの顔の向きや姿勢、表情などを測定し、運転者の状況に応じて警報音や音声警報、メーターディスプレイ表示などで注意を促します。

- 2EDSSが正常に作動しないとき

次のような場合は、ドライバーが継続走行可能な状態であっても、運転姿勢や表情によっては、システムがドライバーの異常と認識し、報知やブレーキを掛けることがあります。
- ・太陽光などの強い光がドライバーや車載カメラを照らしているとき
- ・ドライバーがメガネやマスク、眼帯、帽子、ヘルメット、タオルといった目や表情を隠すものを装着しているとき
- ・前のめり、うつむき、仰け反り、もたれなど運転姿勢が崩れたとき など(詳細は車両の取扱説明書をご参照ください)
- 3キャンセルスイッチについて

EDSS作動中にキャンセルスイッチを押すと、システムが解除されます。ドライバーが運転を継続できるにもかかわらず、作動した場合は、キャンセルスイッチを押すと通常走行を継続することができます。
車内報知、車外報知、ブレーキ作動は、キャンセル操作をするまで機能し続けます。
- 4システムのアップデートについて
運転姿勢の検出精度をさらに高めるため、システムを構成しているコントローラーならびにカメラの更新版ソフトウェアをリリースいたしました。
更新を希望されるお客様は、最寄りのいすゞ販売会社にご連絡をお願いいたします。
- ▼対象車両
エルフ 2023年 5月~2025年5月生産 エルフEV 2023年 9月~2025年6月生産 フォワード 2023年 11月~2025年5月生産 ※ギガ、エルガ、エルガミオ、エルガEV、エルガハイブリッドについては現在準備を進めております。※上記範囲には対象とならない車両も含まれています。詳しくは最寄りのいすゞ販売会社にお問い合わせをお願いいたします。 - ▼作業時間
約1時間
※諸準備や作業待ち、お車の仕様や状態によっては、更にお時間をいただく場合があります。 - ▼ご注意
- ・この度のソフトウェアのアップデートでは、健康起因などによりドライバーに異常が発生した際の機能はこれまで通りで変更はありません。
- ・なお、このアップデートにより制動が開始するまでの時間を延長しております。
- ・EDSSは、さまざまな条件によりその効果は変わります。そのため、常に最大の効果を発揮できるものではありません。システムを過信せず、安全運転、健康管理につとめてください。
以上












