2023年10月05日
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新型「エルフ」・新型「フォワード」が2023年度グッドデザイン賞をダブル受賞

いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、今年3月にフルモデルチェンジした小型トラック「エルフ」・中型トラック「フォワード」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞(本日発表)を受賞したことをお知らせいたします。

新型「エルフ」は、地球温暖化対応やドライバーの労働環境改善、交通事故死傷者ゼロ社会の実現など物流業界の重要課題に対応していくため、「選べる自由、それが『運ぶ』の未来」を掲げて開発されました。「PLEASURE to CARRY」をコンセプトに内外装のデザインを一新し、スクエアなキャブ形状を採用しつつ、親近感を持ってもらえるよう丸みを感じるデザインを採用しました。室内は、快適で疲れづらいキャブ空間を目指し、ドライバーの上方・前方・側方のクリアランスを大幅に拡大し、小型トラックで最もゆとりあるスペースを実現しています。先進性とタフさ、機能性と華やかさを高い次元で両立させ、「運ぶ」を担うドライバーがトラックを使う楽しさを感じられるデザインを追求しました。また、いすゞ初の量産バッテリーEVの「エルフEV」をラインアップに追加しました。

今回の「エルフ」の受賞は、審査委員より次の評価をいただきました。

17年ぶりのデザイン刷新から、日本特有のロジスティックモビリティが直面する環境変化と課題に対して、デザインチームの積極的な取り組み姿勢が感じられた。変化と課題とは物流量の増大であり、ドライバーの多様化、そして事業者の担う責任の増加だ。これらの複雑な変化と課題に対して、デザイナーチームは一つ一つ丁寧に向き合いながら、機能改善、快適性向上、周囲への配慮、そしてブランド継承について、エクステリアとインテリアのデザインに的確に実現していることを高く評価した。さらに環境への配慮を欠かさずEVモデルも準備されている。

GVW3.5t超 積載2t積クラスキャブオーバートラック(いすゞ調べ)

新型「フォワード」は、従来の強みである豊富なラインアップをそのままに、先進安全装備の選択肢をさらに広げ、「運ぶ」を担うドライバーに安全と快適を提供します。フロントグリルには、新しいいすゞのブランドアイデンティティーである「ワールドクロスフロー」を取り入れ、「エルフ」と一貫性のあるグラフィックでありながら、中型トラックらしい堅牢さと車格感を表現しています。インテリアのデザインは、斜めのキャラクター要素を強調した上広がりの特徴的なスタイルで、動きや軽快感を表現しました。また、使用頻度を考慮した操作スイッチ類の最適配置や、長距離走行に適した大型トラック譲りの高機能シートを新たに設定するなど、操作性と居住性を向上させました。

「フォワード」の受賞は、審査委員より次の評価をいただきました。

同時に発表されたエルフと、ブランドとしての統一感をグリルやランプで図りつつ、グリルにボリュームを持たせており、上級車種としての差別化も明確。グリル、ヘッドランプ、サイドウインドーの斜めのラインを揃えることで、前面から側面にかけてのつながりも感じられる。インテリアはトラックに求められる機能にきめ細かく対応しながら、2トーンカラーとすることなどで無味乾燥な空間から脱却。「仕事に誇りが持てる場」を提供することで、ドライバー不足などの課題解消につなげようという姿勢は共感できるものだ。
  • グッドデザイン賞
    GOOD DESIGN

    1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。
    受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
    http://www.g-mark.org

以上

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