いすゞ自動車(株)は、中型トラック「フォワード」シリーズに、新規車型の追加やアイドリングストップ&スタートシステムをオプション設定するなど、商品力の向上を図り、2月26日から全国一斉に発売する。
いすゞ自動車の中型トラック「フォワード」シリーズは、1970年の発売以来、その性能や信頼性から市場で高い評価を得ている。また、1999年に、荷台の振動を大幅に抑える4バッグエアサスペンションを採用した「フォワードマックス」を発売し、中型トラック市場における高品質輸送の先鞭をつけた。
今回の改良では、GVW(車両総重量)8トンクラスの「フォワードマックス」にロングホイールベース系の車型を追加設定する。また、荷役作業時にエンジンを自動停止し、排出ガスの低減に貢献するアイドリングストップ&スタートシステムをオプション設定するなど、商品力を向上させた。
今回の主な改良点は次の通り:
- 1車型展開の充実
- 14バッグエアサスペンション採用車「フォワードマックス」のGVW8トンクラスの車両にロングホイールベース系車型を追加設定した。これにより、カーゴ系の車型すべてに4バッグエアサスペンション搭載車を展開することとなった。
- 2「フォワード」のショートキャブ車に5段オートマチックトランスミッション車を新規設定した。(6HH1‐Sエンジン搭載車を除く。) また、ホイールベース 4100mm車の追加設定も行った。
- 2アイドリングストップ&スタートシステムのオプション設定(荷役作業時用)
「アイドリングストップ&スタートシステム」を無過給エンジン搭載車にオプション設定した。荷役作業時にエンジンを自動停止するため、排出ガスの低減に貢献する。
エンジン停止~エンジン再始動までの流れ車両停止(*) ⇒ チェンジレバーをニュートラルにする ⇒ パーキングブレーキを引く
⇒ エンジン自動停止 ⇒ クラッチペダルを踏む ⇒ エンジン再始動 ⇒ 走行(チェンジレバーはニュートラル位置)
(*: この場合の車両停止とは、車速0km/h、アクセルペダル OFF の状態を表わす。)
<目標販売台数> フォワードシリーズ全体で 16,000台/年
≪フォワードシリーズ 東京地区希望小売価格≫(消費税含まず)
車型 | 主な仕様 | 最大積載量 | エンジン 最高出力 |
東京地区希望小売価格 |
---|---|---|---|---|
KK-FRD35J4SXT | ドライバン 4バッグエアサスペンション |
4100kg | 6HL1-S 151kw (205PS) |
6,299,000円 |
KK-FRR35K4SXP | キャブ付シャシー オートマチックトランスミッション リーフサスペンション |
- | 6HL1-S 151kw (205PS) |
5,109,000円 |
KK-FRD35T4XWT | ワイド キャブ付シャシー 4バッグエアサスペンション |
- | 6HL1-S 151kw (205PS) |
5,708,000円 |
以上