いすゞ自動車(株)は、『ギガ セミトラクタ』シリーズの6X4駆動車に、平成11年排出ガス規制への適合、新型エンジンの追加などの改良を行い、6月30日より全国一斉に発売する。
今回の改良内容は、平成11年排出ガス規制(*1) 、中期ブレーキ安全規制(*2)への適合を図るもので、セミトラクタとしては、6月19日より販売を開始した「ギガ セミトラクタ4X2駆動車」に続くものである。さらに、国産のセミトラクタでは最大の出力 441kw(600PS)を発揮する「10TD1」型エンジンに加え、このエンジンをベースに新開発された「8TD1」型エンジンを設定した。また、従来から商品展開している 4バッグエアサスペンション付トラクタを 「ギガマックス トラクタ」 とネーミングし、高品質輸送を実現するトラクタとして積極的に拡販を図ってゆく。
- (*1) 平成11年排出ガス規制は、平成6年排出ガス規制の規制値からさらに、NOxを25%、PMを64%、黒煙を37%削減する規制。
- (*2) 中期ブレーキ安全規制は、高速からの制動、故障時の制動、駐車ブレーキによる制動、オートアジャスターの取付けなど、全体的なブレーキ性能の向上と動作の安定を義務づける規制。
主な特長は次の通り
- 1平成11年排出ガス規制適合エンジン
- 1「電子制御コモンレール式高圧燃料噴射システム(*1)」や、「TICS(*2、*3)」の採用、 逆止弁 (ぎゃくしべん)を装備した「ワンウェイ・クールドEGR(*4)」の採用などにより、 全エンジンを平成11年排出ガス規制に適合させた。
- (*1) 6WG1-TCS、6WG1-TCCエンジンに採用
- (*2) Timing and Injection rate Control System
- (*3) 6WG1-TCS、6WG1-TCCエンジンを除く全エンジンに採用
- (*4) インタークーラーターボ系エンジンに採用
- 2国産セミトラクタで最大出力の441kw(600PS)を発生する「10TD1」型エンジンを引き続き設定するとともに、このエンジンをベースに新開発された、無過給「8TD1」型エンジンを設定し、高出力と低燃費の両立を図った。さらに、6WG1-TC型エンジンに新たな出力帯353kw(480PS)を追加設定した。これにより、3タイプ(過給系 1タイプ、無過給系 2タイプ) 8出力帯の豊富なエンジン ラインナップとなり、さまざまな用途にあわせたエンジン選択が可能となった。
- 2安全性の向上
- 1エア漏れ故障時に故障個所へのエア供給を停止し、他のブレーキ系統で制御を行なうマルチプロテクションバルブの採用、ABSの標準装備などにより、中期ブレーキ安全規制に適合させた。
- 2衝突時のキャブ変形を軽減し生存空間の確保を図るため、衝突エネルギーをフレーム先端で 吸収するフレーム構造の改良、キャブフロア構造やキャブマウント部などの改良を施した。
これにより、万一の衝突時にドライバーが受けるダメージの軽減を図った。
- 3その他
- 14バッグエアサスペンションを搭載したトラクタを、新たに「ギガマックス トラクタ」と名称変更した。
- 2油圧計、電圧計、時計などを装備した「マルチメーター」をインパネ内に設置した。
- 3室温を自動調節するフルオートエアコンを標準装備とした。
- 4フロントグリルのデザインを変更し、洗練されたイメージの安定感あるものとした。
- 5低速時はハンドルが軽くなり、高速時は適度に重量感を持たせる電子制御式パワーステアリングをカスタム系に標準装備(*)した。 (*その他の車型はオプション設定)
- 6セミトラクタでは国内最大級となる、第5輪荷重 23.5トン車を新規設定した。
≪目標販売台数≫ 『ギガ トラクタ』 シリーズ 1,200台/年
≪ギガ 6X4 セミトラクタ 東京地区希望小売価格≫ (消費税含まず)
車型 | 第5輪 荷重(トン) |
エンジン型式 最高出力 |
希望小売価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|
KL-EXZ75J3 (*) |
20 | 10TD1 441kw (600PS) |
17,935,000円 | エアコン トラニオンサスペンション |
KL-EXY52J3 | 11.7 | 6WG1-TCC 353kw (480PS) |
15,609,000円 | エアコン 4バッグエアサスペンション |