いすゞ自動車株式会社(以下いすゞ)と、 ダイムラー・クライスラー日本ホールディング株式会社(以下DCJH)は、トラック物流における情報管理の高度化、運行の効率化を目的とする、次世代型トラック運行管理システムを共同開発していくことで、基本合意に達した。
次世代型トラック運行管理システムは、将来的なITS(高度道路交通システム)への対応も含め、運行中の車両と、荷主・運送会社等を情報通信ネットワークで結び、リアルタイムな相互情報伝達を行うものである。これにより、運行管理・輸送品質管理・車両管理等の高度化、効率化が実現する。
具体的には、
- 運行中の車両へ、集配指示や最適ルートの配信。
- 運行管理者による、車両走行状況や荷室状況の逐次モニター及び分析。
- 事故や故障等の緊急情報通報の迅速化。
等が可能となり、物流の効率化や安全運行に大きな効果が期待される。
共同開発項目については、今後両社で具体化の検討に入るが、いすゞの持つ車両機器及び運行管理システムのノウハウと、DCJHが事業展開している、マルチメディア移動体及びテレコミュニケーションに関するノウハウを結集して、2001年末迄の運用開始を目指していく。