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117クーペ PA90型

車両解説

乗用車の生産台数がトラックを追い抜いた1968年は、マイカー時代の本格的到来を告げた年。また、自動車デザイン史に大きな足跡を残した、イタリア・ギア社のジウジアーロのデザインによる117 クーペがデビューした年だった。

120馬力DOHCエンジンを搭載(とうさい)したファストバックの高速ツーリングカーで、エレガントなスタイルでありながらスポーツマインドを存分に感じさせる117クーペは、高級パーソナルカーの代名詞となった。

1966年のジュネーブショーで発表され、数々の賞を受賞。さらに同年秋の東京モーターショ ーでも賞賛を博(はく)した。

仕様

エンジン型式 G161W型
種類 水冷直列4気筒
排気量 1,584 cc
最高出力 120 PS (88 kW)
燃料 ガソリン
全長 4,280 mm
全幅 1,600 mm
全高 1,320 mm
ホイールベース 2,500 mm
車両重量 1,050 kg
乗車定員 4 人

受賞

・1966年 ジュネーブモーターショー コンクール・ド・エレガンス優勝

・1966年 国際自動車デザイン・ビエンナーレ名誉大賞

・自動車技術会「日本の自動車技術240選」 選定

・2014年日本自動車殿堂 歴史記念車 受賞

車名の由来

開発コードナンバーをそのままネーミング。

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