いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)の現地法人であるIsuzu North America Corporation(米国カリフォルニア州アナハイム、取締役会長 兼 CEO:村上昇、以下「INAC」)は米国時間(EST)10月1日(水)、2027年の稼働開始を予定している、米国サウスカロライナ州の新工場(以下「新工場」)において、起工式を執り行いました。

右から5人目:ヘンリー・マクマスター知事
左から4人目:山田重夫 特命全権大使
左から5人目:いすゞ会長CEO 片山正則
右から3人目:INAC取締役会長 兼 CEO 村上昇
式典にはサウスカロライナ州のヘンリー・マクマスター知事や在米国日本国大使館の山田重夫特命全権大使をはじめ、関係者約150名が出席しました。会場では、ショベルでの鍬入れや、ヘンリー・マクマスター知事といすゞ会長CEOの片山正則による、桜の記念植樹などが行われました。
式典でのスピーチにおいて、いすゞ会長CEOの片山正則は次のように述べました。
「サウスカロライナ州および地域行政の皆さまの多大なるご支援に心より感謝申し上げるとともに、この地に拠点を築けることを誇り思います。このたびの新工場設立を通じて、北米市場に対する長期的なコミットメントを一層強化し、地域とともに歩み、前向きな貢献を果たしていくことをお約束いたします」
INAC取締役会長 兼 CEOの村上昇は次のように述べました。
「当社の新たな一歩を踏み出すにあたり、この特別な日を皆さまと共有できることを大変嬉しく、光栄に思います。私たちは工場を構えるだけでなく、地域社会との長期的なパートナーシップを築くことを約束します。ともに雇用を創出し、イノベーションを推進し、モビリティの未来に貢献していきます」
いすゞは2025年2月、北米事業のさらなる拡大を目指し、新工場を立ち上げることを公表しました。*
この度の起工式を第一歩に、新工場では既存の建屋内での車両生産ラインの設置が開始。今後、柔軟性と拡張性を備えた最先端の設備により、米国市場の電動化の流れを見据えながら、内燃機関車の需要にも対応可能な、変種変量の生産ラインとなります。また、いすゞ藤沢工場の北米市場向けの車両生産を新工場の移管の検討とともに、部材の地産地消化も推進し、2030年時点では約5万台の生産規模を目指します。
今後もいすゞは、中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」で重点地域として掲げる北米市場に根付いた事業をさらに加速させ、グループのPURPOSE(使命)である「地球の『運ぶ』を創造する」の実現に向け取り組んでまいります。
工場名 | グリーンビル工場(英語:Piedmont facility) |
---|---|
所在地 | 米国サウスカロライナ州グリーンビル郡 (7755 Augusta Road Piedmont, SC 29673) |
面積 | 敷地面積:約750,000m2 、工場建屋面積:約93,000m2 |
投資総額 | 約2.8億USドル(想定) |
稼働開始時期 | 2027年 |
生産車両 | Nシリーズ:BEV/ガソリンモデル、Fシリーズ:ディーゼルモデル |
年間生産能力 | 約5万台(2030年時点計画値) |
従業員数 | 700人以上(2028年時点) |
社名 | Isuzu North America Corporation |
---|---|
所在地 | 米国カリフォルニア州アナハイム |
設立 | 2008年11月 |
資本金 | 2億3,277万USドル |
出資比率 | いすゞ100% |
代表者 | 村上 昇 |
事業内容 | 現地子会社の統括、商用車・補修部品の輸入・販売、生産用部品の輸入・組立、共通間接業務の子会社への提供 |
以上
画像ダウンロード