2008年06月02日
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自動車リサイクル法に基づく2007年度再資源化等の実績について

いすゞ自動車株式会社(以下 いすゞ)は、2005年1月1日から施行された自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づき、指定3品目(ASR※1、エアバッグ類、フロン類)の再資源化等の業務を実施しており、この度2007年度(2007年4月~2008年3月)の実施状況等を公表した。

エアバッグ類・フロン類については自動車再資源化協力機構に業務を委託、またASRについてはART(※2)に加盟し、積極的にリサイクルを推進している。
その結果2007年度の再資源化率はシュレッダーダストで70.8%、エアバッグ類で94.3%を達成した。また再資源化等に要した費用は3品目の総額で30,624万円、資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額は26,969万円、全体収支は3,655万円の赤字となった。
いすゞは今後も継続的に効率のよいリサイクルを推進し環境・社会により一層の貢献をしていく。

※1 ASR :
Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)
※2 ART :
Automobile Shredder Residue Recycling Promotion Team
(いすゞ自動車、スズキ、ダイムラー・クライスラー日本、日産自動車、日産ディーゼル工業、ピー・エー・ジー・インポート、フォード・ジャパン、富士重工業、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バスの11社で構成)
2007年度(2007年4月1日~2008年3月31日)の再資源化等の実績状況

(1)基準の遵守状況

品目 再資源化率 基準値
ASR 70.8% ※3 30%以上(2005年度~2009年度)
エアバッグ類 94.3% ※4 85%以上

※3 ASR再資源化率 =

※4 エアバッグ類再資源化率 =

(2)再資源化等の状況

品目 項目 再資源化状況
ASR ASR引取重量 6,380トン
ASRリサイクル施設※5への投入ASR重量 4,901トン
ASRリサイクル施設※5で生じた当該ASR由来の廃棄物重量※6 487トン
ASRリサイクル施設へ投入した使用済み自動車台数 30,633台
委託全部再資源化※7で全部利用者に引き渡したASR重量 350トン
委託全部再資源化※7で全部利用したASR重量 350トン
委託全部利用者で生じた当該使用済み自動車由来の廃棄物重量※8 3トン
委託全部再資源化※7で全部利用者に引き渡した使用済み自動車台数 1,919台
エアバッグ類 引き取ったガス発生器の総重量 483.3Kg
回収個数 680個
作動個数 3,551個
回収台数 471台
作動台数 2,272台
一部回収/一部作動台数 2台
全部又は一部を再資源化したものの総重量 455.4Kg
フロン類 CFC引取量 1,676Kg
HFC引取量 3,858Kg
CFC引取台数 5,003台
HFC引取台数 12,162台
  1. ※5ASRリサイクル施設とは自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取り場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設(「基準適合施設」)を示す。
  2. ※6ASRをリサイクルすることによって生じるスラグは飛灰等のうち、販売や処理されないで施設に残ったもしくは埋立処分された廃棄物の総重量。
  3. ※7委託全部再資源化とは、自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を取得した、全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)と委託全部利用者(電炉・転炉等)で、ASRを生じさせないで使用済み自動車を再資源化する仕組み。
  4. ※8委託全部利用者で鉄鋼製品を生産する際に生じるスラグや飛灰等のうち、販売や処理されないで施設に残ったもしくは埋立処分された廃棄物の総重量。

(3)払渡しを受けた預託金および再資源化等に要した費用

品目 資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額
ASR \226,502,419
エアバッグ類 \5,106,096
フロン類 \38,086,277
合計 \269,694,792
品目 再資源化等に要した費用の金額
ASR \265,258,137
エアバッグ類 \4,684,288
フロン類 \36,297,557
合計 \306,239,982

以上

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