いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ、本社:東京都品川区、社長:井田義則)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ、本社:愛知県豊田市、社長:渡辺捷昭)は、本日、両社の開発、生産の分野における相互の経営資源の活用や、技術面の補完を図り、相互にシナジー効果を発揮する枠組み、ならびに協業案件の検討を進めることで合意した。
今後両社は、提携業務の事業形態や対象範囲等について検討を開始するが、主な内容は次のとおり。
- 1小型系ディーゼルエンジンの開発、生産に関する分野
- 2ディーゼルエンジンの排出ガス制御技術ならびに装置の共同開発
- 3エンジン等に関する各種基礎技術ならびに代替燃料等の幅広い環境技術
また、その具体化については、(1)、(2)はいすゞが主要な役割を担い、(3)はトヨタが主要な役割を担うこととなる。
今回の基本合意は、今後、益々グローバルに競争激化が予想される自動車産業の中で、お互いの経営の自主性を尊重しながらも、協力関係を構築し、連携を図ることが、相互の発展と成長につながるとの考えで、両社が一致したものである。
また、トヨタは今回のいすゞとの業務提携を円滑に進めるため、いすゞの普通株式を取得することとした。
<トヨタによるいすゞ株式取得の概況>
取得先 | 三菱商事(株)、伊藤忠商事(株) |
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取得株式数 | 100百万株 (内訳 三菱商事(株):60百万株、伊藤忠商事(株):40百万株) |
取得比率 | 5.9%( I 種優先株式が全て転換された場合の見込み) |
受渡予定日 | 11月10日(金) |
以上