2006年04月11日
ニュースルーム

GMといすゞ自動車の資本提携関係解消について

ゼネラルモーターズ・コーポレーション
いすゞ自動車株式会社

ゼネラルモーターズ・コーポレーション(NYSE:GM、以下GM)といすゞ自動車株式会社(東証7202、以下いすゞ)は、資本提携の解消について合意、GMによるISZ株売却に拘わらず両社は、従来通り業務提携関係を維持継続することで合意した。

GMは北米事業黒字化に向けて重要な局面にあり、バランスシートの強化と、すでに相当規模に上る手元流動性の更なる強化のために、GMが保有するいすゞ株の売却を決定した。「過去35年間にわたる協業の歴史を通じて、GMはいすゞ自動車に深い尊敬の念を抱き、いすゞを高く評価している」とGM会長兼CEOリック・ワゴナーは語る。「両社の関係は強固で、この関係はさらに強くなってきている。GMはこのパートナーシップが継続することを期待している。今回の株式取引では、いすゞとの業務提携関係を維持しながら、北米事業黒字化に向け重要な局面にあるGMが、すでに相当規模に上る手元流動性を更に増強することができる」とコメントした。

これまで35年間、GMといすゞは相互の収益拡大を目指し、様々な事業や商品における事業提携を行ってきた。両社の事業提携範囲は広範多岐にわたり、かつ重要性も高く、GMといすゞは相互に必要不可欠な提携関係にある。事業提携の成功例として、以下の事例が挙げられる:

  • 商用車の共同開発・生産
  • 小型ピックアップトラックの開発, 生産および、 アジア・パシフィック、 ラテンアメリカ・アフリカ・中近東への供給
  • 欧州GM乗用車向けディーゼルエンジンの開発・生産
  • 北米フルサイズ・ピックアップ向けディーゼルエンジンの開発・生産

GM保有のいすゞ株は、いすゞの意向に基づき、いすゞの戦略的事業パートナーであり、主要株主である三菱商事株式会社、伊藤忠商事株式会社、株式会社みずほコーポレート銀行に売却される。
また、今回のGMによるいすゞ株売却が、その他のいすゞ株主の皆様へ直接影響を与えることはない。

以上

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