2001年06月21日
ニュースルーム

いすゞ 『ビッグホーン』を改良し発売

いすゞ自動車(株)は、SUV『ビッグホーン』に、利便性・快適性向上の改良を施し、7月7日より全国一斉に発売する。

いすゞ『ビッグホーン』は、いすゞSUVシリーズのフラッグシップモデルとして高い評価を得てきた。
パワーユニットには直接燃料噴射式ディーゼルエンジン及びV6ガソリンエンジンを搭載し、駆動系には電子制御トルクスプリット4WDシステム(TOD=トルク・オン・ディマンド)を採用(*1)するなど、高い基本性能と、上質な内外装を合わせ持つ本格派SUVとして位置づけられている。
今回の改良では、さらに利便性・快適性の高い仕様・装備を取り入れ、商品力の向上を図った。また、各グレードのポジション・特徴の明確化を図った。

主な改良点は次の通り。

  1. 1ガソリンエンジンはコンピューターの高性能化(32ビット化)、燃焼タイミングの最適化、触媒の改良などにより、排出ガスをさらにクリーンにした。この結果、低排出ガス車認定制度に基づく「良-低排出ガス(平成12年基準排出ガス25%低減レベル)」を達成した。
  2. 2グレード展開を、従来の5グレードから、最上級グレード「ロータスSE」、量販グレード「プレジールII」、新規設定のお買得グレード「フィールドスター」の3グレードに集約した。
  3. 3ボディカラーの新色として、「サテンゴールドメタリック」「パールホワイトマイカ(*2)」の2色を採用した。
  4. 4ロータスSEに、木目調パワーウィンドウベゼル(フロント/リア)を採用し、ステアリングのホーンベゼル及びインパネの木目部分と併せて、高級感・一体感を演出した。また、本革シートを標準装備した。
  5. 5前席のシートバック形状、シートクッション形状と材質を見直し、ホールド性の向上と、長距離運転時の疲労軽減を図った。
  6. 6ガソリン車にオートクルーズを標準設定し、高速道路走行などでのイージードライブを可能にした。
  1. *1ロータスSE及びプレジールIIに標準装備、TOD(Torque On Demand)は米国ボーグワーナー社の登録商標。
  2. *2有料色

<目標販売台数> ビッグホーンシリーズ全体で 300 台/月

ビッグホーン 希望小売価格 (消費税含まず)

ボディ
タイプ
グレード エンジン ミッション 乗車
定員
希望小売価格
(除く北海道地区)
北海道地区
希望小売価格(※)
ロング ロータスSE D 4AT/T 5名 3,880,000円 3,905,000円
7名 3,905,000円 3,930,000円
G 4AT/T 5名 3,863,000円 3,863,000円
7名 3,888,000円 3,888,000円
プレジールII D 4AT/T 5名 3,103,000円 3,128,000円
7名 3,148,000円 3,173,000円
G 4AT/T 5名 3,086,000円 3,086,000円
7名 3,131,000円 3,131,000円
フィールドスター D 4AT/T 5名 2,802,000円 2,827,000円
5M/T 5名 2,645,000円 2,670,000円
G 4AT/T 5名 2,785,000円 2,785,000円
◆エンジンはD=ディーゼル、G=ガソリン
※北海道地区のディーゼル車は北海道仕様(バッテリー2個置き)が標準となります。

メーカーオプション 希望小売価格 (消費税含まず)

メーカーオプション 希望小売価格 適用グレード
プレジールII
スポーツパッケージ
レカロシート(シートヒーター付)
スタビライザークラッチ
LSD
レザーパック(*1)
180,000円 プレジールII
フィールドスター
スポーツパッケージ
レカロシート(ヒーター付)
スポーツサスペンション
140,000円 フィールドスター
スペシャルカラー
パッケージ
ブライトドアサッシュ
フルカラーキード
・バンパー
・オーバーフェンダー
・ロッカーカバー
・サイドモール
30,000円 プレジールII
18インチタイヤ&アルミホイール 80,000円 プレジールII
(ロータスSEは標準)
サンルーフ 110,000円
LSD 32,000円 ロータスSE
プレジールII
フィールドスター
寒冷地特別パック
(ディーゼルのみ)
セラミックヒーター
バッテリー2個
25,000円
ボディカラー パールホワイトマイカ 40,000円 プレジールII(*2)
*1 革巻A/Tシフトノブ、革巻トランスファーレバーシフトノブ、革巻サイドブレーキレバー
*2 但し、スペシャルカラーパッケージとの同時選択が必要となります。

【商品概要】

  1. 1グレード展開
    1. 1グレード展開を見直し、従来の5グレードから、新規設定の「フィールドスター」を含む3グレードに集約した。またショートボディを廃止してロングのみとした。各グレードの主な特徴・仕様は次の通り。
  2. グレード ボディ ミッション 駆動方式 主な特徴・仕様
    ロータスSE ロング A/T TOD スタイリッシュな18インチタイヤ + アルミホイールの採用や、高級感のある本革シートの標準化により、プレステージ&ラグジュアリー性を高めた最上級グレード。
    プレジールII TOD 充実した装備、オーバーフェンダーによるスポーティなイメージを持つ、量販グレード。
    フィールドスター
    〈新規設定〉
    A/T
    M/T
    パートタイム
    4WD
    取り回し易いナローボディと実用面での十分な装備を備える、お買得感の高いグレード。ディーゼル車にのみM/Tの設定あり。
  3. 2エンジン/メカニズム

    《ガソリンエンジン (6VE1型、V6、3.5L)》

    1. 1ガソリンエンジンにコンピューターの高性能化(32ビット化)、燃焼タイミングの最適化を施すと共に、触媒の改良により、排出ガスのクリーン化を実現した。この結果、低排出ガス車認定制度に基づく「良-低排出ガス(平成12年基準排出ガス25%低減レベル)」 を達成した。
    2. 2イオンセンシング式イグニションシステムを採用し、各気筒毎の燃焼状態を直接検知、最適な点火時期の設定を実現した。
    3. 3電子制御スロットルを採用し、自然でリニアなアクセルワークを実現した。
    4. 44速オートマチックトランスミッションをフルレンジ電子制御化し、発進から高速走行にいたるまでの滑らかな変速を実現した。
    5. 5エンジンヘッドカバーの一部デザインとカラーリングを変更した。
    6. 6ロックアップクラッチに、低速時におけるスリップ制御を採用し、燃費の向上を図った。
      ロータスSEの場合で、7.4km/L から 7.6km/L (10・15モード)に向上した。

    《ディーゼルエンジン (4JX1‐TC型、直4、3.0L)》

    1. 1ディーゼルエンジンのスキッドプレート部の遮音版を大型化すると共に、吸音材を追加することにより、エンジン音の静粛化を図った。
  4. 3内外装
    1. 1ボディカラーの新色として、「サテンゴールドメタリック」、「パールホワイトマイカ(有料色)」の2色を採用した。
    2. 2ロータスSEに、木目調パワーウィンドウベゼル(フロント/リア)を採用し、ステアリングのホーンベゼル及びインパネの木目部分と併せて、高級感・一体感を演出した。
    3. 3ロータスSEに、本革シートを標準設定した。
    4. 4前席のシートバック形状、シートクッション形状と材質を見直し、ホールド性の向上と、長距離運転時の疲労軽減を図った。
  5. 4仕様・装備
    1. 1ガソリン車にオートクルーズを標準設定し、高速道路走行などでのイージードライブを可能にした。
    2. 2ラゲッジルーム内に加えて、シガーライター下部にもアクセサリー用電源ソケット(ふた付)を追加設定し、予備電源需要に対応した。
    3. 3前席側カップホルダーを大型化し、使い勝手の向上を図った。
    4. 4後席のアームレスト先端部分に2個分のカップホルダーを追加設定した。
    5. 5紫外線をカットするUVカットガラスを採用した。(フィールドスターのバックドアを除く)。さらに、ロータスSE及びプレジールIIのリアドア/リアクォーター/バックドアガラスには、エアコン効果を高めるUVカット機能付熱反射ハーフミラーガラスを採用した。
    6. 6バックドアガラスの曇り防止の熱線(リアデフォッガー)を、右側ドアに追加設定(従来は左側ドアのみ)し、雨天・寒冷時の視界確保を図った。
    7. 7ロータスSEに、スタイリッシュな18インチ大径タイヤ + アルミホイールを標準装備した。(プレジールIIにもメーカーオプションとして設定)
    8. 8ロータスSEのサイドステップ後端を、後輪の巻き上げによる泥掛かりを防止する形状に変更した。

以上

  • X
  • LINE