1997年12月18日
ニュースルーム

「ガーラ」に大型観光バスとしては初めて運転席エアバッグを標準装備

いすゞ自動車(株)は、大型観光バス『ガーラ』に、大型観光バスとしては日本で初めて、運転席エアバッグを標準装備する等の改良を施し、12月18日より全国一斉に発売する。
『ガーラ』は、国産観光バスで初めて、欧州のECE基準R-66(*)に適合した高剛性ボディを採用するなど、パッシブセーフティ、アクティブセーフティの両面にわたる高い安全性の確保に配慮した車両である。今回の改良では、運転席エアバッグの標準装備を始めとして安全装備の拡充に重点を置いた。
主な特長は次の通り。

  1. 1大型観光バスとしては日本で初めて、全車の運転席に、SRSエアバッグ&プリテンショナー付シートベルトを標準装備した。
  2. 2フロントフレームを中心に車体側部構造、床構造の強化を実施し、前面衝突時に被害の最も大きいドライバーの安全性に配慮した。
  3. 3衝突時のお客様の安全性を考慮し、シート背面のフックやドリンクホルダーのレイアウトを変更した他、灰皿を埋め込み式とするなど、客席背面の突起部をなくした。
  4. 4ハロゲンバルブと比較して照度・寿命が飛躍的に向上するディスチャージヘッドランプを、全車に標準装備した。これにより視認性が高まり、夜間走行時の運転疲労の大幅な軽減を実現した。
  5. 5軽量永久磁石式リターダを高速路線・夜間高速路線に標準装備し、安全性の向上、疲労軽減、経済性の向上等を図った。
  6. 6HD(ガーラI)グレードに、基本性能はそのままに機能を最優先したベーシック仕様を新規設定した。
  • ECE基準とは欧州統一車両法規(ECONOMIC COMMISSION FOR EUROPE REGULATIONS)であり、R-66はECE基準で定めるバスの上部構造の強度に関する統一規則。

《目標販売台数》400台/年

《東京地区希望小売価格》(消費税含まず)

グレード 型式 用途 エンジン(馬力) 東京地区希望小売価格
GALA III
(GHD)
LV782R1AAS2YZ 自家用標準 12PE1-S
(450ps)
38、190千円
GALA II
(SHD)
LV782R1AAYZ 自家用標準 12PE1-C
(420ps)
35、240千円
GALA I
(HD)
LV781R1AAXZ 自家用標準 10PE1-H
(380ps)
29、820千円
GALA I
(HD)
LV781R1A4AXZ 自家用標準
(ベーシック仕様)
10PE1-H
(380ps)
27、820千円
GALA IV
(HD-9)
LV780H1AAXZ 自家用標準 8PE1-S
(285ps)
22、130千円
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