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アスカ JJ510型

車両解説

GM社のワールドカーである「J-Car」の一環として、いすゞ自動車がフローリアンの後継車として開発したFF車。

世界初の車速感応・操舵力(そうだりょく)3段切替式パワーステアリングによって、車速や路面状況などに応じて好みの操舵力を選択でき、また、安定した姿勢を保つ車高自動調整システムが採用されている。

リヤサスペンションのコンパウンドクランク式独立懸架(どくりつけんか)には、線径とコイル径が上下で異なる非線形バネ定数のミニブロックコイルスプリングが採用され、小さく巻かれたコイル上部がふくらんだコイル部分に入り込む形で収縮するため、独立懸架の機能を支えると共に、広いトランクルームを生み出している。

仕様

エンジン型式 4FC1型
種類 水冷直列4気筒
排気量 1,995 cc
最高出力 66 PS (49 kW)
燃料 軽油
全長 4,440 mm
全幅 1,670 mm
全高 1,375 mm
ホイールベース 2,580 mm
車両重量 1,110 kg
乗車定員 5 人

受賞

・WRCラリー グループAクラス優勝(アスカ2000ターボLS)

・1984年 第27回 日刊工業新聞社 十大新製品賞 (NAVi-5)

車名の由来

日本文化が初めて花開いたのは、飛鳥時代であるが、これは外国から伝来した文化をもとに、日本人の情感とたくみさを加えて完成したものである。これからますます国際化する車のありかたを考え、この車にふさわしい名前として選定した。

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