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ベレット1800ディーゼル PRD10型

車両解説

名神高速道路の最初の区間が開通し、本格的モータリゼーションが始まった1963年、ヒルマンの後継車として、ベレルに次ぐ独自開発で、ベレルより小型の乗用車ベレットを発表した。

自家用車ユーザーの多様化する好みに対応するため、シート、トランスミッションコントロール、ハンドブレーキなどの組合せが自由に選択できる方式を採用。
重心を低くし、サスペンションは4輪独立懸架方式(どくりつけんかほうしき)で、すぐれた高速性能、操縦安定性、乗心地を実現させた。

このディーゼルエンジンは当時、乗用車用としては画期的な小型高速エンジンで、いすゞ自動車のディーゼルエンジン技術の卓越性(たくえつせい)を示すものであった。

仕様

エンジン型式 C180型
種類 水冷直列4気筒
排気量 1,764 cc
最高出力 50 PS (37 kW)
燃料 軽油
全長 4,090 mm
全幅 1,510 mm
全高 1,405 mm
ホイールベース 2,350 mm
車両重量 990 kg
乗車定員 5 人

車名の由来

「ベレット」は小さい「ベレル」という意味をもたせ可愛いベレルの妹というつもりで名づけられた。

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