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ベレル2000ディーゼル PSD10型

車両解説

ヒルマン ミンクス発売後、部品の国産化を進め、その中で修得した技術を結実させ、いすゞ自動車が独自に開発した6人乗り乗用車。

当初の4人乗りから6人乗りへと改良したヒルマンに対し、ボディサイズを一回り大きくするなどして、ゆったりとした6人乗りとしている。
テールランプを三角にするなど直線を強調した斬新(ざんしん)なデザイン。
エンジンは2Lディーゼルエンジンと、1.5Lと2Lのガソリンエンジンが設定された。

べレルディーゼルは「昭和37年度日本機械学会賞」を受賞し、日本におけるディーゼル乗用車のパイオニアとして、「独創的(どくそうてき)かつ優秀な技術製品」と賞された。

仕様

エンジン型式 DL201型
種類 水冷直列4気筒
排気量 1,991 cc
最高出力 55 PS (41 kW)
燃料 軽油
全長 4,485 mm
全幅 1,690 mm
全高 1,493 mm
ホイールベース 2,530 mm
車両重量 1,230 kg
乗車定員 6 人

受賞

・昭和37年度日本機械学会賞 受賞

・自動車技術会「日本の自動車技術240選」

車名の由来

ベレル(BELLEL)は、五十鈴川に由来する社名「いすゞ」にちなんで、鈴を表すBELLと、五十を意味するローマ数字L、すなわちELとを美しい語感をこめてつづり合わせたもの。

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