2025年10月22日
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いすゞ、神奈川県平塚市の自動運転バス実証実験に「エルガEV 自動運転バス」を提供 ~ジャパンモビリティショー2025で世界初公開~

いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、神奈川県平塚市内で10月~来年1月の間に実施される自動運転バス実証実験に、「エルガEV 自動運転バス」を提供します。本車両は、10月30日(木)~11月9日(日)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー)」で世界初公開します(参考出品)。

実証実験で使用するエルガEV 自動運転バス
※ ジャパンモビリティショー会場で展示される車両(参考出品)のラッピングとは異なります

いすゞは、平塚市、神奈川中央交通株式会社、三菱商事株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社の5者とともに推進する「平塚市内の自動運転移動サービスを中心とした地域公共交通のDX推進に係る連携協定」*1に参画し、自動運転路線バスの実証実験を推進しています。平塚駅南口エリアの既存バス路線と同様の走行ルートで昨年12月および今年1月にいすゞの大型路線バス「エルガ」(ディーゼル車)を用いた自動運転レベル2(運転士同乗)の実証実験*2を行っており、本年度はエルガEV 自動運転バスへの車両変更に加え、夜間の運行、キャッシュレスによる運賃収受など新たな取り組みを予定しています。

今回の実証実験で新たに採用されたエルガEV 自動運転バスは、国内初のBEVフルフラット大型路線バス「エルガEV」をベースに、株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤真平)の自動運転システムの技術を組み合わせて開発したものです。カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーなど複数のセンサーによる周囲認識と、各コンポーネントを協調させる車両統合制御技術により、安全かつ安定した自動走行を実現しました。
BEVならではの静粛性と滑らかな加減速性能を生かして、お客さまに快適で安心感のある乗り心地を提供します。

10月中旬より準備走行を含めた実証実験がスタートしており、来年1月下旬まで実施される予定です。自動運転レベル2の実証実験で、期間中、一般の方の試乗も予定されています。

  • 本実証実験に関する詳細情報(平塚市)
  • エルガEV 自動運転バス 実証実験用車両概要(*数値は参考値)
型式 ZAC-LV828L1
全長×全幅×全高 10,740mm × 2,485mm × 3,330mm
ホイールベース 4,990mm
モーター種類 交流誘導電動機
最大出力 / 最大トルク 250kW(125×2) / 960N・m(480×2)
バッテリー種類 リチウムイオンバッテリー
バッテリー容量 242kWh(社内参考値)
充電方式 急速充電(CHAdeMO)
乗車定員 68名(運転席含め座席は20席)
車載機器 自動走行用LiDAR 8台/ミリ波レーダー6台/カメラ 11台
遠隔監視用既設カメラ8台(車室外4台、車室内4台)+追加カメラ複数台
その他装置GNSS/IMU
ジャパンモビリティショー仕様の車両

いすゞグループは、物流・人流を取り巻く社会課題の解決を目指して、自動運転レベル4のトラック・バスの社会実装に向けて、多くのパートナーとともに、自動運転技術の開発や事業化を積極的に進めていきます。

以上

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