2025年03月27日
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いすゞ、米国Accelera by Cumminsと中型BEVトラック向けバッテリーパワートレインシステムの供給契約を締結 ~北米市場における部材の地産地消型サプライチェーンを構築~

いすゞ自動車(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、カミンズ・インク(本社:米国インディアナ州、会長兼CEO: Jennifer Rumsey、以下「カミンズ」)の事業部門であるAccelera™ by Cummins(以下「Accelera」)と、2027年に北米市場への投入を予定している中型トラック「Fシリーズ」のバッテリーEV(BEV)モデルに使用するバッテリーパワートレインシステムの供給契約を締結しました。

モニター車両

いすゞとカミンズは、パワートレイン事業に関する包括的なパートナーシップとして、2019年5月にIsuzu Cummins Powertrain Partnership(いすゞ カミンズ パワートレイン パートナーシップ、以下「ICPP」)を締結し、次世代パワートレインの効率的な開発において協業を開始しました。BEVに関しては、ICPPに基づき、2022年より北米において中型トラックのモニター走行を行い、市場投入に向けた実証を進めています。

また、いすゞは今年2月、北米市場における商用車の中長期的な電動化を見据え、車両供給体制の強化を目的とし、米国サウスカロライナ州に新たな生産拠点を立ち上げることを発表しました。将来的に同拠点において、Acceleraから供給されるシステムを用いてFシリーズのBEVモデルの生産も行う予定です。今後、電動化に必要な各部材の地産地消型サプライチェーンの構築を推進し、より効率的な生産体制の確立を図ります。

今後もいすゞは、最適なパートナーとの協業を通じて競争力のある技術開発・商品提供を進め、重要市場である北米での事業をさらに加速させ、グループのPURPOSE(使命)である「地球の『運ぶ』を創造する」の実現に向け取り組んでまいります。

【参考】カミンズとの協業の沿革

年月 内容
2018年10月 パワートレイン事業に関する事業提携に合意
2019年5月 パワートレイン事業に関する包括契約(ICPP)を締結
2021年2月 中型ディーゼルエンジン及び先行技術分野での協業を合意
2022年10月 北米にて大手フリートのお客様と中型電動プロトタイプトラックのモニターを開始
2024年7月 国内向け中型トラック「フォワード」に、共同開発した直列6気筒ディーゼルエンジン「DB6A」を搭載した、車両総重量15トン以上モデルを追加し、販売開始

以上

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