サービスキャンペーン情報

いすゞエルフのサービスキャンペーン

平成18年6月22日開始

対象車両をお持ちのお客様には、大変ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。ダイレクトメールまたは直接訪問でご案内致しますので、担当販売会社にご連絡いただき、お早めに点検・修理(無料)をお受け頂きますようお願い申し上げます。

不具合の内容

圧縮天然ガス(CNG)自動車において、エンジン制御のプログラム(ECM)が不適切なため、

  1. 1PTO作動時等の負荷変動時にエンジン回転保持制御ができないことがあり、エンジン回転が不安定となり、エンストするおそれがある。
  2. 2燃料温度センサが環境温度に影響されて、実際の燃料の温度よりも高い温度と誤判断し、燃料噴射量を減量し続け、エンストするおそれがある。
  3. 3スロットルモータの電源回路が断線状態となった場合、バックアップモードに移行し通常走行を確保するプログラムにおいて、車両が停止状態においてギヤがニュートラルで、アクセルペダルを踏んでない時にバックアップモードプログラムに移行しないため、スロットル開度がデフォルト値(初期設定)の設定となり、エンジン回転が高くなるおそれがある。
  4. 4ECM内部の点火系のIC回路が90℃に達した際に、断線信号を発する制御となっているため、冷凍機架装等でエンジンの水温が高くなった際に、エンジン警告灯が誤点灯するおそれがある。
  5. 5エンジン温間時に再始動した場合、エンジンが完全に暖気していない不安定な状態で空燃比センサの故障診断を行う制御となっているため、当該センサの抵抗値の変化をセンサの断線と誤認識し、エンジン警告灯が点灯するおそれがある。
  6. 6ギアがニュートラルの状態で空ぶかしを行いエンジンを高回転にすると、高回転域の状態でアイドル時のスロットル開度を学習することがあり、スロットルを閉じた際に、スロットルを閉じすぎるため、アイドル回転が低下しすぎるおそれがある。
  7. 7アクセルOFFの減速時は燃料を無噴射とし、減速後の加速時に燃料噴射量を一定量に固定していたことから、一定条件下で特定の気筒で燃料が噴射されず、エンジンの吹き上がりが悪くなるおそれがある。

改善の内容

全車両、エンジンコントロールユニットを対策品に交換、又はプログラムを書き換える。

対象車両

車名 型式 通称名 対象車の含まれる範囲
(車台番号/製作期間)
対象車の
台数
備考
いすゞ AFG-NKR82AN
AFG-NKR82N
エルフ NKR82-7000008~NKR82-7000693
平成17年5月23日~平成18年3月29日
667
AFG-NPR82AN
AFG-NPR82N
NPR82-7000010~NPR82-7000507
平成17年5月23日~平成18年3月31日
480
注意事項
  • 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。
  • 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。