いすゞと南極
南極は、不思議がいっぱいの未知の大陸。
実は、いすゞと南極には深い関わりがあるって知ってた?
ぶあつい氷におおわれた広大な南極大陸は、地球上でもっとも寒い場所のひとつ。
日本や世界の国々が南極についていろいろなことを調べていますが、あまりにもきびしい気候や環境(かんきょう)のため、まだたくさんのナゾが残されている未知の大陸なのです。
南極ってどんなところ?
南極大陸は、地球上でもっとも南にある大陸です。面積は約1400万平方キロメートル。日本のおよそ37倍もの大きさで、その大部分が氷と雪におおわれています。
南極は「雪と氷の大陸」とよばれることもあるくらい寒い場所。地球上の氷の90%が南極にあると言われています。内陸部の年間平均(へいきん)気温はおよそマイナス50度。過去(かこ)にはロシアのボストーク基地でマイナス89.2度を記録したことも。昭和基地(きち)の周辺は比較的暖かいとはいえ、それでも年間平均気温はマイナス10度くらいです。南極大陸はとても広いので、観測する場所によって気温や気候も変わるのです。
南極の自然と生き物
雪と氷におおわれた南極大陸では、日本では見られないふしぎな自然現象(しぜんげんしょう)がいっぱい。きびしい寒さの中でくらす生き物たちのすがたも見られます。南極大陸では、生き物や環境に影響(えいきょう)をあたえないために人間の活動はきびしく制限(せいげん)されているのです。
南極地域(ちいき)観測隊の仕事
南極は地球上でもっとも環境汚染(かんきょうおせん)が少なく、空気や氷、生き物などをより自然に近い状態(じょうたい)で見ることができる場所です。日本は1957年に第1次南極地域観測隊が昭和基地を開設(かいせつ)してからずっと観測を続け、たくさんの成果をあげてきました。
南極地域観測隊には、天気や生物、海洋などの観測をする人たちと、観測作業や基地での生活をささえる人たちがいます。例えば毎日の食事を作るコックさんや、隊員たちの健康を守るお医者さんなども南極地域観測隊のメンバーです。
いすゞと南極観測隊
いすゞは第1次南極地域観測隊からすべての観測隊に社員を送り出し、昭和基地で使われているトラックなどさまざまな車両とディーゼルエンジンのメンテナンスをしてきました。
南極ではいすゞのトラックやダンプが何台も活やくしています。雪の上を走る雪上車や、ほかの会社が作っているフォークリフトやクレーン車などもあります。かぎられた部品をやりくりしてたくさんの車両をメンテナンスするのはとても大変!でも、南極でのさまざまな作業や隊員の生活をささえるやりがいのある仕事です。
南極ではどんな生活をしていたのかな?