トラック誕生(たんじょう)のひみつ
世界中で活躍(かつやく)するトラックは、どんなふうにつくられるのだろう?工場での様子も見てみよう!
1.調べる、考える
世界の”運ぶ”を調べ、
必要とされるくるまを考えるよ!
世界中を走るトラック。道路や気候などの環境(かんきょう)はさまざまです。中には日本では考えられないような荷物を運ぶことも…!
そこでいすゞのスタッフがいろいろな国へ足を運び、新しいトラックを開発するヒントをさがします。
2.デザインする
新しいくるまのイメージを
形にするよ!
「どんなデザインが新しいくるまにふさわしい?」を考えます。
スケッチをもとに3Dデータを作ります。さらに専用(せんよう)ねんどで模型(もけい)のベースを作り、ぬったりけずったりしながらイメージを形にしていきます。
3.設計図にする
たくさんのアイデアを
図面にしていくよ!
トラックに必要なさまざまな部品を設計図の形にしていきます。安全性や性能はもちろん、環境(かんきょう)へのやさしさなども設計に取り入れていきます。
何を設計するの
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4.サンプルをつくる
くるまや部品を
試しにつくってみるよ!
実際に工場でつくる前にサンプルづくり。液体樹脂(じゅし)に紫外線(しがいせん)レーザーをあてて固めたり、金属の固まりをけずって、部品をつくります。このように試作と実験をくりかえし、完成に近づけていきます。
こんなテストもしているよ!
5.エンジンをつくる
くるまの心臓(しんぞう)部、
ディーゼルエンジンは、
こんなふうにできていくよ!
部品を加工・熱処理をした部品を組み立てて、エンジンが完成します。
6.バンパーや
ダッシュボードをつくる
熱でとかして、
金型に流しこむ方法で作るよ!
バンパーやダッシュボードなどは、材料を熱でとかして、金型に流しこみ、冷やし固めて、成型します。
7.パネルをつくる
プレス機で鉄板に圧力をかけ、
立体的にするよ!
ドアなどのパネルは、「鉄の板」を切断機で切り出し、プレス機で圧力をかけて、立体的に仕上げていきます。
8.キャブを組み立てる
完成したパネルを
溶接(ようせつ)して
キャブ(運転台)を組み上げるよ!
完成したパネルを溶接(ようせつ)して、キャブ(運転台)を組み上げていきます。ここでは、ロボットが大活躍(かつやく)するよ!
9.キャブに色をぬる
塗料(とりょう)の入ったプールに
キャブをつけ、
ロボットで重ねぬりしていくよ!
サビを防止するため、キャブを電着塗料(でんちゃくとりょう)にひたしたあと、密閉(みっぺい)された空間で、ロボットにより塗装(とそう)します。
10.組み付ける
シート、ドア、ダッシュボード、
ライトなどの部品を組み付け、
運転席の形にしていくよ!
キャブにガラスやハンドルなどを組み付けます。作業しやすい高さに自動で調節します。ダッシュボードは、ロボットが組み付けるよ!
11.車両を組み立てる
エンジン、キャブ、アクスルを
搭載(とうさい)して、
最後にタイヤを取り付けるよ!
エンジン、キャブ、アクスル、最後にタイヤを取り付けて、組み立てが完成します。
12.検査する
くるまの中や外、車体の下まで
細かな検査を行うよ!
出荷前に、さまざまな検査を細かく実施(じっし)します。
13.出荷する
いすゞの工場で
完成したトラックは、
さまざまな方法で出荷されるよ。
いすゞの工場で完成したトラックは、荷台(荷物を積むところ)を取り付けるため、専門(せんもん)の工場に出荷されます。 世界に輸出されるトラックは、船に積みこまれます。
14.架装(かそう)する
いすゞの工場でつくられた
トラックは、
荷台を取り付けて、
お客様にとどけられるよ!
たとえばケニアでは…
標高1000m以上の高原地帯を走る。大平原で故障(こしょう)したら大変なことに…
⇒「頑丈(かんじょう)なくるま」が求められている!