「はこぶ」の世界をささえる人々

人物紹介

  • 飛田さんヒカリ産業株式会社
    チルド物流部 ドライバー
  • 武田さんヒカリ産業株式会社
    チルド物流部 部長

ヒカリ産業ってどんな会社なの?

武田さん

ヒカリ産業は、倉庫に届いた食品や食品の材料を仕分け、大きなトラックを使っていろいろなお店などにはこんでいる会社です。食品をはこぶときは品質ひんしつ鮮度せんどをたもつために温度の区分が法律ほうりつで決められています。常温じょうおん・チルド・冷凍れいとうの3つの温度帯があり、ヒカリ産業ではすべての温度帯をあつかっています。なかでもわたしたちが所属しょぞくしているチルド物流部では、冷蔵れいぞう食品を担当たんとうしています。

飛田さん

みんなが一度は食べたことのある食材をはこんでいます。 “スーパーの食品コーナーで売っているもの”です。みんなの家の冷蔵庫にも、たくさんあるんじゃないかな。

チルド食品をはこぶのはどんなところが大変ですか?

飛田さん

こおらせてもダメだし、温度が高すぎてもダメなものをはこぶのがチルドのドライバーです。たまご、豆腐とうふ、飲み物、めん類やつけものなどが多いかな。その中でも水分量の多い“うどん”がいちばん重いんですよ。焼きそばよりも中華ちゅうかそばよりも、うどんが重い!だから新人のドライバーがくると、うどんを持ち上げる時にはこしに気をつけてって言いますね。

武田さん

チルドとはわかりやすくいうと、“冷蔵”のこと。巨大きょだいな冷蔵庫のような倉庫のなかで直接ちょくせつ食品をトラックに積みこんではこびます。トラックのうしろのコンテナも冷蔵庫のようになっていて、一定の温度をたもっているんですよ。

飛田さん

だから寒いです。夏でも防寒ぼうかんの下着を着ています。ずっと冷蔵庫のなかにいるみたいなものですね。倉庫からトラックに積みこむ時も、外の空気で温度が上がらないように、トラックのコンテナを倉庫にぴったりつけられるようになっているんですよ。

ドライバーさんの1日のスケジュールは?

武田さん

食品物流というのは24時間動いているので、ドライバーさんもいろいろな時間に働いています。ヒカリ産業のトラックは主に、食品を作っている工場から大きな配送センターにはこぶものと、スーパーなどの店舗てんぽにとどけるものの2つのパターンがあって、それによってもスケジュールは変わります。

飛田さん

たとえば朝5時に出勤しゅっきんする人もいますし、お昼に出勤する人もいます。食品の配送は24時間年中無休です。みんな毎日ごはんは食べますからね。コロナのときも、食品をとどける仕事として、社会をささえる役割をになっていました。

武田さん

定期で同じ場所に行くドライバーさんは、1日のスケジュールも組みやすいので働きやすいんですよ。たとえば朝4時に出勤する、と聞くと早いなぁと思うかもしれませんけど、昼すぎには仕事が終わるので、そのあとは自分の時間。病院に行ったり買い物に行ったりもしやすい時間帯なので、意外と人気の時間帯だったりします。

飛田さん

ぼくは代走なので、時間はマチマチですね。代走っていうのは、定期のドライバーさんが体調不良などでお休みのときに、交代して走る役割やくわりです。だからぼくは、いろんな時間帯にいろんな場所に行きます。夜や早朝は渋滞じゅうたいがなくて運転しやすくていいですね。でもぼくはオバケがこわいので、夜道を走るときは少しドキドキします(笑)

武田さん

飛田くんのように代走のドライバーがいるので、自分の体調不良はもちろん、お子さんの学校行事なんかにも柔軟じゅうなん対応たいおうできています。だから女性じょせいのドライバーさんもたくさん活躍かつやくしているんですよ。

飛田さんはどうしてドライバーの仕事を選んだの?

飛田さん

おじいちゃんもお父さんも、みんなドライバーだったんです。だから小さい時からドライバーという仕事は身近な存在そんざいでした。就職しゅうしょくするときに、いくつかの会社を見学に行ったのですが、ヒカリ産業は免許取得めんきょしゅとく補助ほじょがあったのでこの会社に決めました。

武田さん

入社してから運転免許を取りたいとか、大型おおがたのトラックを運転するための免許を取りたいとき、費用ひようの一部を会社が補助する制度せいどがあるんです。トラックだけではなくて、作業に必要なフォークリフトを運転する資格しかくや、運行管理者の国家資格を取得するときにも会社がサポートします。

飛田さん

普通免許を取ってから2年間は中型の免許が取れないので、その期間は倉庫業務ぎょうむを担当していました。もともとドライバー志望で入社したので最初はとまどいもあったのですが、倉庫も楽しかったですよ。いろいろな大きさのダンボールを効率的こうりつてきにはこぶにはどうしたらいいか、パズルみたいにあれこれ組み合わせてうまくいったときはすごく気持ちいいし。あと、倉庫にいるといろいろな場所を回ってきたドライバーさんにたくさん会えるので、知らない土地の話を聞けたりするのも面白かったな。

ヒカリ産業はどんな雰囲気ふんいきの会社なのですか?

飛田さん

とてもフラットで、だれにでも気軽に声をかけられる雰囲気があります。部長にも気軽に“おつかれさまっ!”と声をかけてます。だからこまったことがあっても相談しやすいです。

武田さん

なにかイレギュラーがあったとしてもそれをすぐに報告ほうこくしてくれたらいいんです。なやみや心配事をかかえてハンドルをにぎるのは安全運転にも影響えいきょうがでるので、できるだけすぐに報告してもらって、気持ちを切りかえてすっきりとした気持ちで運転してほしいと思っています。もちろん改善かいぜんした方がいいことはしっかり伝えますけど、やはり安全に帰ってきてからだと思います。

飛田さん

武田さんみたいな人が上にいるから、なにかあっても大丈夫だいじょうぶっていうのはありますね。特にチルド物流は24時間動いているので、深夜や早朝にこまったことがあってもだれかに相談できる環境かんきょうがあるのは安心できます。

まとめ

食品をとどける仕事は、わたしたちの生活をささえる大切なお仕事です。
温度をきちんとたもち、早朝や夜間などの時間帯にとどけるなど、見えない努力の積み重ねで成り立っていることがわかります。
ヒカリ産業のみなさんのチームワークと明るい職場の雰囲気、そして、何でも相談できる温かい職場環境が、安全で安心な物流をささえているのです。