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みなさん、こんにちは。いすゞ自動車の片山です。 本日はいすゞブースへお越しいただき、ありがとうございます。 今年、いすゞは創立80周年の節目を迎えました。 戦後復興期に、いすゞのトラックが様々な物資を運ぶ場面で大きな役割を果たし、人々の暮らしを支えました。 トラックにかけるいすゞの情熱は、こうした歴史が原点になっています。 高度経済成長期の建設ラッシュにおいては、ダンプやミキサー車をはじめとした、多くの建設系トラックが働き、また、高速道路網の発達とともに、輸送系のトラックやバスが活躍して来ました。 私たちいすゞも、社会の「運ぶ」とともに歩んでまいりました。
そんな時代を経て、人々の暮らしはますます豊かになり、今では必要なときに必要なものが簡単に手に入ることが、当たり前の時代になっています。 この便利で快適な暮らしを支えているのは、「運ぶ」です。 「運ぶ」は、今や生活インフラとして現代社会に不可欠な存在であり、この先もその重要性は更に増していくのだろうと思います。 東京モーターショー2017、今年のいすゞブースは、「運ぶの時代に、できること」をコンセプトワードと致しました。 私どもいすゞ自動車は、企業理念の中に「運ぶを支える」を掲げています。 創立以来80年、世界中の「運ぶ」とともに歩んできた歴史を通じ、「運ぶ」の大切さを学んで参りました。 また、その間には会社の存続そのものが厳しくなった時期もありました。 その時、多くの皆様のご支援をいただいたおかげで、現在のいすゞがあります。 今後も未来に向かって進んで行く中で、どのような形で社会の役に立つことができるのか、様々な課題に対するいすゞからのご提案を、この東京モーターショーでご披露致します。
まず、いすゞの提案するEVトラック、「ELF EV」をご紹介します。 私どもの小型トラックELFは、お陰様で長年お客様から高い評価をいただいております。 EVトラックにおいても、商用車に必要な機能や性能をしっかりと満たしたものでなければ、自信を持って社会に送り出すことはできません。 働く車であるトラックに求められるもの、それは、「経済合理性」と「使い勝手の良さ」です。 この課題を満足させるために、しっかりと時間をかけながら検討を進めてまいりました。 この「ELF EV」は、来年、2018年にモニターでの市場投入を目指しております。 多様なボディ架装にも対応できるもので、積荷の質や量、運行距離などを考慮しながら、お客様ごとの使用実態に適した車両を準備し、様々な使い方へのモニターを行っていきます。 そして、モニターを通じ、用途ごとの最適な仕様を見極め、「経済合理性」と「使い勝手の良さ」を兼ね備えた、十分にご満足いただける商用車EVをつくり込んでいきたいと考えております。 これからの時代の「運ぶ」を支えるための、いすゞが考える新しい商用車のご提案、それが「ELF EV」です。 また、働く車の使われ方によっては、EV化では対応が難しいものもあると考えています。 それぞれの用途に応じた最適な技術を適用していくため、引き続き、クリーンディーゼルや天然ガストラックの技術開発にも取り組んで参ります。 なお、天然ガストラックについては、2年前に大型CNGトラックを投入致しました。更に、航続距離の長い天然ガスを使ったLNGトラックの市場投入をめざし、関係省庁さんとの開発・実証事業に参画させていただいております。 こちらも2018年度には一般公道でのモニター走行を開始する予定です。
次に、ISUZU 6×6をご紹介いたします。 私どもは、永年 防衛省さんへ、 人員や物資を輸送するための防衛専用車両を納めさせていただいております。 この車は圧倒的な悪路走破性を備えており、東日本大震災の救援や復興の場面でも、お役に立つことができました。 そして、この防衛専用車両に採用した、悪路走破性と高い耐久信頼性、そして、これまでの実績のDNAを民生用トラックに移植したものが、このISUZU 6x6です。 今後も多くの自然災害への備えが必要とされる日本列島において、企業理念に「運ぶを支える」を掲げる日本の商用車メーカーとして、非常時の「ライフラインを繋ぐ」お役に立つことのできる民生用トラックの提案こそ、いすゞの重要な使命の一つである、との思いを具現化させた車両です。 この車の持つ性能を生かしていただき、どのような使い方が想定できるのか、皆様と考えて参りたいという、いすゞからのご提案の一つでございます。
そして、皆様の左手側にありますのは、未来の配送に対するいすゞからの新たな提案、デザインコンセプト「FD-SI」です。 “ものを運ぶこと、受け取ることの楽しさ”をイメージしながら、小口配送をしっかりと支える未来の「運ぶ」の姿を表現しました。 蜂の巣をモチーフにした外観デザインとし、カーゴスペースには、強度と積載効率のバランスに優れるハニカム構造を採用しています。 車両の展示と合わせ、具体的なオペレーションをイメージした映像も投影しておりますので、のちほどお時間のある時にご覧いただきたいと思います。 そのほか、こうした「運ぶ」を支えるハードに加え、「運ぶ」を止めないための「稼動サポート」にもこだわって取り組んで参りました。 業務効率化や安全・省燃費運行に貢献する商用車テレマティクスの「MIMAMORI」や、“つながるトラック”として車両状態をリアルタイムで把握し、故障を未然に防ぐ整備を行う「PREISM(プレ・イズム)」についても、常に進化させて行く予定です。 また、未来の「運ぶ」を支える先進技術の分野では、メーカー間の垣根を越えての協業体制を組み、ITS技術やハイブリッド連接バス開発を進めています。 私たちいすゞ自動車は、日本の社会に育てていただいた商用車メーカーです。 現在の自動車業界を取り巻く環境は、先進技術の導入と異業種プレーヤーの参入によりこれまでの常識を超えた、大変革期にあると認識をしております。 こうした中でも、日本の社会とともに歩みながら、グローバル商用車メーカーとして世界中の「運ぶ」を責任を持って支え続け、未来へと進んで行きたいと思っています。 そんないすゞ自動車への応援を、今後ともよろしくお願い致します。 ご静聴ありがとうございました。
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代表取締役社長 片山 正則President Masanori Katayama
みなさん、こんにちは。いすゞ自動車の片山です。
本日はいすゞブースへお越しいただき、ありがとうございます。
今年、いすゞは創立80周年の節目を迎えました。
戦後復興期に、いすゞのトラックが様々な物資を運ぶ場面で大きな役割を果たし、人々の暮らしを支えました。
トラックにかけるいすゞの情熱は、こうした歴史が原点になっています。
高度経済成長期の建設ラッシュにおいては、ダンプやミキサー車をはじめとした、多くの建設系トラックが働き、また、高速道路網の発達とともに、輸送系のトラックやバスが活躍して来ました。
私たちいすゞも、社会の「運ぶ」とともに歩んでまいりました。
そんな時代を経て、人々の暮らしはますます豊かになり、今では必要なときに必要なものが簡単に手に入ることが、当たり前の時代になっています。
この便利で快適な暮らしを支えているのは、「運ぶ」です。
「運ぶ」は、今や生活インフラとして現代社会に不可欠な存在であり、この先もその重要性は更に増していくのだろうと思います。
東京モーターショー2017、今年のいすゞブースは、「運ぶの時代に、できること」をコンセプトワードと致しました。
私どもいすゞ自動車は、企業理念の中に「運ぶを支える」を掲げています。
創立以来80年、世界中の「運ぶ」とともに歩んできた歴史を通じ、「運ぶ」の大切さを学んで参りました。
また、その間には会社の存続そのものが厳しくなった時期もありました。
その時、多くの皆様のご支援をいただいたおかげで、現在のいすゞがあります。
今後も未来に向かって進んで行く中で、どのような形で社会の役に立つことができるのか、様々な課題に対するいすゞからのご提案を、この東京モーターショーでご披露致します。
まず、いすゞの提案するEVトラック、「ELF EV」をご紹介します。
私どもの小型トラックELFは、お陰様で長年お客様から高い評価をいただいております。
EVトラックにおいても、商用車に必要な機能や性能をしっかりと満たしたものでなければ、自信を持って社会に送り出すことはできません。
働く車であるトラックに求められるもの、それは、「経済合理性」と「使い勝手の良さ」です。
この課題を満足させるために、しっかりと時間をかけながら検討を進めてまいりました。
この「ELF EV」は、来年、2018年にモニターでの市場投入を目指しております。
多様なボディ架装にも対応できるもので、積荷の質や量、運行距離などを考慮しながら、お客様ごとの使用実態に適した車両を準備し、様々な使い方へのモニターを行っていきます。 そして、モニターを通じ、用途ごとの最適な仕様を見極め、「経済合理性」と「使い勝手の良さ」を兼ね備えた、十分にご満足いただける商用車EVをつくり込んでいきたいと考えております。
これからの時代の「運ぶ」を支えるための、いすゞが考える新しい商用車のご提案、それが「ELF EV」です。
また、働く車の使われ方によっては、EV化では対応が難しいものもあると考えています。
それぞれの用途に応じた最適な技術を適用していくため、引き続き、クリーンディーゼルや天然ガストラックの技術開発にも取り組んで参ります。
なお、天然ガストラックについては、2年前に大型CNGトラックを投入致しました。更に、航続距離の長い天然ガスを使ったLNGトラックの市場投入をめざし、関係省庁さんとの開発・実証事業に参画させていただいております。
こちらも2018年度には一般公道でのモニター走行を開始する予定です。
次に、ISUZU 6×6をご紹介いたします。
私どもは、永年 防衛省さんへ、
人員や物資を輸送するための防衛専用車両を納めさせていただいております。 この車は圧倒的な悪路走破性を備えており、東日本大震災の救援や復興の場面でも、お役に立つことができました。
そして、この防衛専用車両に採用した、悪路走破性と高い耐久信頼性、そして、これまでの実績のDNAを民生用トラックに移植したものが、このISUZU 6x6です。
今後も多くの自然災害への備えが必要とされる日本列島において、企業理念に「運ぶを支える」を掲げる日本の商用車メーカーとして、非常時の「ライフラインを繋ぐ」お役に立つことのできる民生用トラックの提案こそ、いすゞの重要な使命の一つである、との思いを具現化させた車両です。
この車の持つ性能を生かしていただき、どのような使い方が想定できるのか、皆様と考えて参りたいという、いすゞからのご提案の一つでございます。
そして、皆様の左手側にありますのは、未来の配送に対するいすゞからの新たな提案、デザインコンセプト「FD-SI」です。
“ものを運ぶこと、受け取ることの楽しさ”をイメージしながら、小口配送をしっかりと支える未来の「運ぶ」の姿を表現しました。
蜂の巣をモチーフにした外観デザインとし、カーゴスペースには、強度と積載効率のバランスに優れるハニカム構造を採用しています。
車両の展示と合わせ、具体的なオペレーションをイメージした映像も投影しておりますので、のちほどお時間のある時にご覧いただきたいと思います。
そのほか、こうした「運ぶ」を支えるハードに加え、「運ぶ」を止めないための「稼動サポート」にもこだわって取り組んで参りました。
業務効率化や安全・省燃費運行に貢献する商用車テレマティクスの「MIMAMORI」や、“つながるトラック”として車両状態をリアルタイムで把握し、故障を未然に防ぐ整備を行う「PREISM(プレ・イズム)」についても、常に進化させて行く予定です。
また、未来の「運ぶ」を支える先進技術の分野では、メーカー間の垣根を越えての協業体制を組み、ITS技術やハイブリッド連接バス開発を進めています。
私たちいすゞ自動車は、日本の社会に育てていただいた商用車メーカーです。
現在の自動車業界を取り巻く環境は、先進技術の導入と異業種プレーヤーの参入によりこれまでの常識を超えた、大変革期にあると認識をしております。
こうした中でも、日本の社会とともに歩みながら、グローバル商用車メーカーとして世界中の「運ぶ」を責任を持って支え続け、未来へと進んで行きたいと思っています。
そんないすゞ自動車への応援を、今後ともよろしくお願い致します。
ご静聴ありがとうございました。