株式会社AKホールディングス

MIMAMORIも地域と社員のために

会社概要
会社名
株式会社AKホールディングス
所在地
広島県福山市曙町4丁目4-16
設立年月日
2023年2月1日
代表者
梶田 紀子
従業員数
250名
保有車両台数
259台
株式会社星川産業の本社とオフィス

物流2社を抱え、地域と従業員と共に

株式会社AKホールディングス
代表取締役 梶田紀子氏

2023年、広島県福山市を拠点とする2つの物流企業、株式会社星川産業と株式会社エーディジャパンの持株会社として、AKホールディングスは設立された。両社の経営合理化・効率化を促進し、双方の強みを最大限に引き出すことにより、事業エリアを拡大していく方針だ。2025年にグループでの売り上げ50億円という目標を掲げるAKホールディングス。その経営理念には「常に高品質の物流事業を提供し、企業(チャンス)と都市(フロンティア)を結び、地域社会の進歩発展に貢献する。従業員とお互いに高め合い、物心両面の幸福を追求する」とある。その理念は、傘下企業2社の経営、そしてMIMAMORIによる車と人の管理にも脈々と受け継がれている。さらに、国連が提唱する持続可能な開発目標「SDGs」の精神、中でも生活基盤への貢献、環境保全、社会・地域への貢献、人財育成に合致している。

菓子からリサイクルまで、日本全国をつなぐ

株式会社星川産業の創業は1969年、食品トレーを運ぶ仕事から始まった。その沿革について、お話を伺った。

「当初は食品トレーの輸送が8割でしたが、営業所を中四国から中部へと全国に拡大しながら大手菓子メーカーの仕事を取り込み、今では食品トレー以外の比率が8割となっています。菓子メーカーの仕事に関しては工場と各センターをつなぎ、東は宇都宮まで、主に軽量嵩物を運んでいます」

一方の株式会社エーディジャパンは、1996年に創業。当初は4トン車で折りたたみコンテナを中心に運んでいたが、大型車を導入してからは、家電の回収・リサイクルへと事業を拡大している。こうした運送事業に加え、倉庫事業も大きな柱で、お客様のニーズに合わせて入庫・仕分け・保管・配送業務まで行なっている。倉庫事業に関して、東日本大震災当時の思い出を語られた。

「震災時には発電機の需要がものすごくて、他にも大型扇風機や大型ヒーターなど、海外から輸入されてきた製品の保管と出荷で多忙を極めました。」

株式会社星川産業 参与 津田達彦氏
グループ各拠点で日本全国をつなぐ
星川産業に新たに納入された大型車
株式会社エーディジャパンの大型ウィング車

24時間動態管理

星川産業とエーディジャパン、いすゞ車以外も含む両社のすべての車両にMIMAMORIを搭載していただいている。その導入経緯について、お話を伺った。

「かつては他社のカード式デジタコを使っていましたが、とにかく車が帰ってこないと何もわからない。リアルタイムで動態管理をするために、当時の「みまもりくん」を導入しました。車両が今どこを走っているのか、何をしているのか、現在位置や稼動状況を即座に確認できるようになり、社内での時間管理はもちろん、『もう少しで到着します』とか、荷主からの問い合わせにもスピーディに応えられるようになりました」

他にも、地点登録により特定エリアへの車両の入出を把握したり、日本全国を運行するドライバーのためにリモート点呼を実施するなど、24時間365日体制で動態管理している。

株式会社星川産業 西日本支店
支店長 桒木好一氏
福山営業所 所長代理 市川希氏
リアルタイムで動態管理
リモート点呼の様子

安全/経済運転80点以上

運転日報で安全運転/エコドライブ指導

星川産業およびエーディジャパンでは、運転日報の安全/経済運転度合いの評価点により、ドライバーへの安全運転/エコドライブ指導を実施している。運転マナー、スピード、急ブレーキ、急発進などを総合的に評価し、評価点が80点未満の場合には指導書を発行しているが、特に星川産業では90点以上のドライバーが8割を占めるそうだ。安全運転を奨励する仕組みについて、こう続けられた。

「高得点のドライバーには優先的に新車を運転してもらっています。やっぱり目に見える数字は感覚的にわかりやすいので、ドライバーも納得しているようです。将来的には給料に反映するような方向に持っていきたいですね」

事故があった際に秒単位で記録されているデジタコデータを警察に提出して驚かれたこともあるそうだが、こうした評価点制度の導入により、特にスピードの出し過ぎが改善されたという。

休憩と待機を見分ける

MIMAMORIでは車の管理はもとより、人の管理もできる。その労務管理機能の活用について、お話を伺った。

「MIMAMORIを導入したことで、以前は把握しにくかったドライバーの休憩時間と待機時間を正確に区別できるようになりました。拘束時間と労働時間の違いが明確になり、残業時間の把握や給与計算にも役立っています。導入当初はドライバーが車載機のボタンを押し忘れるケースが多々あり、ちょっと時間はかかりましたが、やっと定着してきましたね。新しい車載機では連続運転時間もわかるんですよね」

運賃改定の際には、改善基準告示超過表などの帳票を見せながら価格交渉したり、高速代の負担をお願いするケースもあるという。2024年問題については、荷主様の理解も大分進んできているようだ。

拘束時間をチェック
労務管理帳票を運賃交渉材料に

資料・カタログダウンロード

最新記事

#事例紹介に関連する記事