トラックの車検について解説

トラックの車検とは?車検項目や有効期間、費用など詳しく解説!

トラックをはじめ自動車を所有する人にとって、車検は受けるだけでなく、買い替え等を検討し始めるタイミングになる必要不可欠なイベントです。本記事では、トラックをお持ちの方に、車検の有効期間や費用相場、受けられる場所など、車検について詳しく解説していますので、車検を受ける際の参考にしてください。

そもそも車検とは何か?

車検とは、国土交通省が定める「自動車検査登録制度」の通称です。自動車が保安基準に適合しているかを確認するため、一定期間ごとに国土交通省が検査を行い、また自動車の所有権を公証するために登録する制度のことを指します。車検は、新車・中古車に関係なく、使用する自動車すべてに該当する制度で、無届けの場合は違法となりますので注意しましょう。

車検と点検の違い

車検は車が安全性や公害防止などの保安基準に適合しているかを一定の期間ごとに確認するもので、点検(法定点検)は、故障やトラブルが起きないように定期的に点検・整備するものです。
また、車検の更新時には点検整備の実施状況が車検証へ記載されます。
なお車検を受けることは法律で定められた義務で、もし車検を受けていない車で公道を走行した場合は、罰則の対象となります。

車検は4種類

車検には、「新規検査」「予備検査」「構造変更検査」「継続検査」の4つの種類があります。タイミングや検査内容によって名称が異なります。

新規検査

新車や、抹消登録をした自動車(中古車)を再び公道で使用できるようにする検査です。この検査で初めてナンバープレートが交付されます。また新規検査の多くは、販売会社などが行います。

予備検査

ユーザー車検の予備検査またはナンバープレートがない自動車が車検の代わりに受ける検査です。この検査に合格しても有効期限が3ヶ月間の「自動車予備検査証」しか交付されないため、後日新規検査を受ける必要があります。

構造変更検査

自動車の大きさ、重量、乗車定員、用途、原動機の形式など、諸元に変更があった場合に受ける検査です。通常の車検では認められない変更がある場合は、この検査で保安基準に適合しているか認めてもらう必要があります。

継続検査

使用中の自動車の自動車検査証の有効期限を延長させる検査です。この検査が、一般的に“車検”と言われています。

トラックの車検有効期間

車検は一度受ければOKというわけではなく、有効期間が存在します。乗用車の場合、車検の有効期間は初回が3年、2回目以降は2年となっています。トラックの場合は乗用車と有効期間が異なるだけでなく、車両総重量によっても有効期間が異なっています。更新は有効期間の1ヶ月前から受けることができます。有効期間が過ぎた自動車は公道を走ることができなくなるため、余裕を持った車検の更新計画を立てておきましょう。

有効期間
初回 2回目以降
旅客運送事業用自動車(バス、タクシー等) 1年 1年
貨物自動車(トラック) GVW8t以上の貨物自動車 1年 1年
GVW8t未満の貨物自動車 2年 1年
国土交通省令で定める自家用自動車 乗車定員11人以上の自動車(バス) 1年 1年
幼児専用車
(乗車定員10人以下のスクールバス)
1年 1年
貸渡自動車(レンタカー) 2年 1年
その他の自動車 自家用乗用自動車・二輪自動車 3年 2年
その他(大型特殊・特種自動車) 2年 2年
検査対象軽自動車 乗用 3年 2年
貨物 2年 2年

車検を受けられる場所は3つ

整備ができる工場ならどこでも車検を受けられるわけではありません。大きく分けて、車検は指定工場や認証工場で受けられます。また、ユーザー車検・車検代行などで車検を受ける方法もあります。

指定工場

地方運輸支局から「指定整備事業」の指定を受けている工場のことです。検査事業を認められており、整備だけでなく検査も工場内で実施できますので、車検にかかる時間が少なくてすみます。トラックディーラー(販売会社)や民間整備工場のほかにカー用品店、ガソリンスタンドなども指定工場となっている場合が多くあります。

認証工場

点検整備まではできるが、検査事業は認可されていない工場のことです。認証工場で受けた場合は、最終的な検査は陸運支局(検査場)まで持ち込む必要があります。一部のディーラー(販売会社)、民間整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなどが該当します。

ユーザー車検・車検代行

所有者自身で自動車を管轄の陸運支局に持ち込み、車検を受けることをユーザー車検と言います。ユーザー車検は費用が安くなるメリットがありますが、不備などが見つかった場合は後日改めて再検査となるなど、時間がかかる場合があります。また、車検の手続きのみを業者に委託する車検代行もあります。どちらも、点検整備を行わず車検を受ける場合もあるため、トラブルのもとになる可能性もあり、注意が必要です。

トラックの車検項目

車検は、さまざまな項目について法令に基づいているか点検を行います。検査項目は多岐にわたるため、ここではトラックに限らず、主な車検の項目を紹介していきます。

同一性の確認

車検を受ける自動車が、車検証に記載された情報と一致しているか確認します。車台番号、原動機型式、ナンバープレート、封印、用途、車体の形状、種別等を確認します。

外観検査(外周り検査)

自動車の車体や灯火類など外観に問題がないか確認します。主に灯火類の動作確認及び不正改造の有無などが行われます。

サイドスリップ

前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)を確認します。サイドスリップとは、走行によって生じるホイールの横滑り量のことです。

ブレーキ検査

前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力を確認します。

スピードメーター検査

実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認をします。

ヘッドライト検査

ヘッドライトの光量・光軸が、基準値内であるかの確認をします。

排ガス検査

排出ガスにおける一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)黒煙・粒子状物質(PM)の濃度の確認をします。

下廻り検査

車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認をします。

トラックの車検費用は主に2種類

車検を受ける時には必ず費用が発生します。検査内容によって費用が変動する「点検整備費用」と、法律で定められた「法定費用」の2種類があります。それぞれの内訳について確認しましょう。

点検整備費用

車検の依頼先に支払う「車検基本料金」のほか、点検の結果見つかった不具合の修理をするための「整備技術料」などがあります。またトラックの所有者に代わり更新手続きを行う場合の「検査代行手数料」や、より正確な点検整備を行うためのエンジン、下廻り洗浄料金なども、点検整備費用に含まれます。

点検・整備料金等 車検基本料金 定期点検で義務付けられている項目の点検を行う技術料金
整備技術料 点検の結果、整備が必要な個所の整備を行う技術料金
別途お客様のご用命があった整備を行う技術料金
部品・油脂代金 使用部品、エンジンオイル等の代金
保安検査料金 検査機器等を使用して基準に適合しているかどうかの確認を行う技術料金
検査代行手数料 所有者に代わり運輸支局等に出向き、車検証の更新手続きを行うための料金
その他 エンジン、下廻り洗浄料 より正確な点検整備を行うためのエンジン、下廻り等の洗浄料金
下塗り塗装料 トラックの下廻りの腐食等を防止するための塗装料金

法定費用

自動車重量税・自賠責保険料・印紙代(検査料)の3つから成り立っています。これらは法律で定められた費用です。

法定費用 自動車重量税 車検時に国に納める税金
自賠責保険料 自動車使用者が必ず入らなければならない法律で定められている保険
印紙代(検査料) 自動車検査証の交付を受けるための国へ治める手数料

トラックの車検にかかる法定費用はどのくらい?

法定費用である自動車重量税、自賠責保険料、検査料は車検を受ける際に必ず払わなくてはならないものですが、車種毎に費用は異なります。下記にそれぞれの表を用意いたしましたので、所有するトラックではいくらかかるのか、ご確認ください。また、いすゞ車を使用し算出した法定費用の参考例もご用意しましたので、あわせてご確認ください。

小型トラック

小型トラックの車検の有効期間は、初回は2年、2回目以降は1年です。2回目以降は毎年下表に記載されている費用がそれぞれ発生します。
2トントラック(車両総重量5トンクラス、最大積載量2トン以下)のいすゞエルフの場合、
自家用登録、エコカー減税75%適用、保険期間12ヶ月、指定整備を行う場合の法定費用は
初回のみ:自動車重量税6,200円+自賠責保険料19,120円+印紙代(検査料)1,600円=26,920円
2回目〜:自動車重量税12,500円+自賠責保険料19,120円+印紙代(検査料)1,600円=33,220円
となります。

自動車重量税:新規検査(初回2年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー減税適用外
免税 75%減 50%減 25%減 軽減なし
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~2トン 0円 2,500円 5,000円 7,500円 13,200円 10,400円
~2.5トン 3,700円 7,500円 11,200円 19,800円 15,600円
~3トン 3,700円 7,500円 11,200円 24,600円 15,600円
~4トン 5,000円 10,000円 15,000円 32,800円 20,800円
~5トン 6,200円 12,500円 18,700円 41,000円 26,000円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(新車新規登録を受ける場合)」
自動車重量税:継続検査(2回目以降1年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー
(本則税率)
エコカー減税適用外
右以外 13年経過 18年経過
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~2トン 0円 5,000円 6,600円 5,200円 8,200円 5,400円 8,800円 5,600円
~2.5トン 7,500円 9,900円 7,800円 12,300円 8,100円 13,200円 8,400円
~3トン 7,500円 12,300円 7,800円 17,100円 8,100円 18,900円 8,400円
~4トン 10,000円 16,400円 10,400円 22,800円 10,800円 25,200円 11,200円
~5トン 12,500円 20,500円 13,000円 28,500円 13,500円 31,500円 14,000円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(継続車検を受ける場合)」
自賠責保険料
保険期間
25ヶ月 24ヶ月 13ヶ月 12ヶ月
最大積載量
2トン以下
自家用 33,840円 32,730円 20,250円 19,120円
営業用 36,860円 35,630円 21,840円 20,580円
最大積載量
2トン超
自家用 37,980円 36,710円 22,430円 21,130円
営業用 52,930円 51,070円 30,270円 28,380円
印紙代(検査料)
納付先・金額
国/経検協 機構 合計額
手続きの種類 指定整備 1,200円
1,000円(OSS)
400円 1,600円
1,400円(OSS)
持込検査 400円 1,800円 2,200円
※OSS:ワンストップサービス:

中型トラック

中型トラックの車検の有効期間は、初回は2年、2回目以降は1年です。2回目以降は毎年下表にある費用がそれぞれ発生します。ただし、車両総重量が8トン以上の場合は初回も1年のため、下表の費用が毎年発生します。
4トントラック(車両総重量8トンクラス、最大積載量2トン超)のいすゞフォワードの場合、
自家用登録、エコカー減税75%適用、保険期間12ヶ月、指定整備を行う場合の法定費用は
初回のみ:自動車重量税10,000円+自賠責保険料21,130円+印紙代(検査料)1,600円=32,730円
2回目〜:自動車重量税20,000円+自賠責保険料21,130円+印紙代(検査料)1,600円=42,730円
となります。

自動車重量税:新規検査(初回2年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー減税適用外
免税 75%減 50%減 25%減 軽減なし
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~6トン 0円 7,500円 15,000円 22,500円 49,200円 31,200円
~7トン 8,700円 17,500円 26,200円 57,400円 36,400円
~8トン 10,000円 20,000円 30,000円 65,600円 41,600円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(新車新規登録を受ける場合)」
自動車重量税:新規検査(初回1年) ※8トン超の場合
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー減税適用外
免税 75%減 50%減 25%減 軽減なし
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~9トン 0円 5,600円 11,200円 16,800円 36,900円 23,400円
~10トン 6,200円 12,500円 18,700円 41,000円 26,000円
~11トン 6,800円 13,700円 20,600円 45,100円 28,600円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(新車新規登録を受ける場合)」
自動車重量税:継続検査(2回目以降1年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー
(本則税率)
エコカー減税適用外
右以外 13年経過 18年経過
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~6トン 15,000円 15,000円 24,600円 15,600円 34,200円 16,200円 37,800円 16,800円
~7トン 17,500円 17,500円 28,700円 18,200円 39,900円 18,900円 44,100円 19,600円
~8トン 20,000円 20,000円 32,800円 20,800円 45,600円 21,600円 50,400円 22,400円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(継続車検を受ける場合)」
自動車重量税:継続検査(2回目以降回1年) ※8トンを超える場合
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー
(本則税率)
エコカー減税適用外
右以外 13年経過 18年経過
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~9トン 0円 22,500円 36,900円 23,400円 51,300円 24,300円 56,700円 25,200円
~10トン 25,000円 41,000円 26,000円 57,000円 27,000円 63,000円 28,000円
~11トン 27,500円 45,100円 28,600円 62,700円 29,700円 69,300円 30,800円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(継続車検を受ける場合)」
自賠責保険料
保険期間
25ヶ月 24ヶ月 13ヶ月 12ヶ月
最大積載量
2トン以下
自家用 33,840円 32,730円 20,250円 19,120円
営業用 36,860円 35,630円 21,840円 20,580円
最大積載量
2トン超
自家用 37,980円 36,710円 22,430円 21,130円
営業用 52,930円 51,070円 30,270円 28,380円
印紙代(検査料)
納付先・金額
国/経検協 機構 合計額
手続きの種類 指定整備 1,200円
(OSS)1,000円
400円 1,600円
(OSS)1,400円
持込検査 400円 1,800円 2,200円
※OSS:ワンストップサービス:

大型トラック

大型トラックの車検の有効期間は、初回から毎回1年となります。そのため、下表の費用がそれぞれ毎年発生します。
車両総重量25トンクラスのいすゞギガの場合、
事業用登録、エコカー減税50%適用、保険期間12ヶ月、指定整備を行う場合の法定費用は
初回のみ:自動車重量税31,200円+自賠責保険料28,380円+印紙代(検査料)1,600円=61,180円
2回目〜:自動車重量税62,500円+自賠責保険料28,380円+印紙代(検査料)1,600円=92,480円
となります。

自動車重量税:新規検査(初回1年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー減税適用外
免税 75%減 50%減 25%減 軽減なし
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~12トン 7,500円 15,000円 22,500円 49,200円 31,200円
~13トン 8,100円 16,200円 24,300円 53,300円 33,800円
~14トン 8,700円 17,500円 26,200円 57,400円 36,400円
~15トン 9,300円 18,700円 28,100円 61,500円 39,000円
~16トン 10,000円 20,000円 30,000円 65,600円 41,600円
~17トン 10,600円 21,200円 31,800円 69,700円 44,200円
~18トン 11,200円 22,500円 33,700円 73,800円 46,800円
~19トン 11,800円 23,700円 35,600円 77,900円 49,400円
~20トン 12,500円 25,000円 37,500円 82,000円 52,000円
~21トン 13,100円 26,200円 39,300円 86,100円 54,600円
~22トン 13,700円 27,500円 41,200円 90,200円 57,200円
~23トン 14,300円 28,700円 43,100円 94,300円 59,800円
~24トン 15,000円 30,000円 45,000円 98,400円 62,400円
~25トン 15,600円 31,200円 46,800円 102,500円 65,000円
~26トン 16,200円 32,500円 48,700円 106,600円 67,600円
~27トン 16,800円 33,700円 50,600円 110,700円 70,200円
~28トン 17,500円 35,000円 52,500円 114,800円 72,800円
~29トン 18,100円 36,200円 54,300円 118,900円 75,400円
~30トン 18,700円 37,500円 56,200円 123,000円 78,000円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(新車新規登録を受ける場合)」
自動車重量税:継続検査(2回目以降1年)
車両総重量 エコカー減税適用 エコカー
(本則税率)
エコカー減税適用外
右以外 13年経過 18年経過
自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用 自家用 事業用
~12トン 30,000円 49,200円 31,200円 68,400円 32,400円 75,600円 33,600円
~13トン 32,500円 53,300円 33,800円 74,100円 35,100円 81,900円 36,400円
~14トン 35,000円 57,400円 36,400円 79,800円 37,800円 88,200円 39,200円
~15トン 37,500円 61,500円 39,000円 85,500円 40,500円 94,500円 42,000円
~16トン 40,000円 65,600円 41,600円 91,200円 43,200円 100,800円 44,800円
~17トン 42,500円 69,700円 44,200円 96,900円 45,900円 107,100円 47,600円
~18トン 45,000円 73,800円 46,800円 102,600円 48,600円 113,400円 50,400円
~19トン 47,500円 77,900円 49,400円 108,300円 51,300円 119,700円 53,200円
~20トン 50,000円 82,000円 52,000円 114,000円 54,000円 126,000円 56,000円
~21トン 52,500円 86,100円 54,600円 119,700円 56,700円 132,300円 58,800円
~22トン 55,000円 90,200円 57,200円 125,400円 59,400円 138,600円 61,600円
~23トン 57,500円 94,300円 59,800円 131,100円 62,100円 144,900円 64,400円
~24トン 60,000円 98,400円 62,400円 136,800円 64,800円 151,200円 67,200円
~25トン 62,500円 102,500円 65,000円 142,500円 67,500円 157,500円 70,000円
~26トン 65,000円 106,600円 67,600円 148,200円 70,200円 163,800円 72,800円
~27トン 67,500円 110,700円 70,200円 153,900円 72,900円 170,100円 75,600円
~28トン 70,000円 114,800円 72,800円 159,600円 75,600円 176,400円 78,400円
~29トン 72,500円 118,900円 75,400円 165,300円 78,300円 182,700円 81,200円
~30トン 75,000円 123,000円 78,000円 171,000円 81,000円 189,000円 84,000円
参考:国土交通省 「自動車重量税について(継続車検を受ける場合)」
自賠責保険料
保険期間
25ヶ月 24ヶ月 13ヶ月 12ヶ月
最大積載量
2トン以下
自家用 33,840円 32,730円 20,250円 19,120円
営業用 36,860円 35,630円 21,840円 20,580円
最大積載量
2トン超
自家用 37,980円 36,710円 22,430円 21,130円
営業用 52,930円 51,070円 30,270円 28,380円
印紙代(検査料)
納付先・金額
国/経検協 機構 合計額
手続きの種類 指定整備 1,200円
1,000円(OSS)
400円 1,600円
1,400円(OSS)
持込検査 400円 1,800円 2,200円
※OSS:ワンストップサービス:

トラックの日常(運行前)点検

事業用のトラックや自家用の大型トラックは、1日1回の日常(運行前)点検が道路運送車両法により義務付けられています。日頃から日常(運行前)点検を行い、トラックの整備を確実に行えば、車検をスムーズに受けることができ、費用を抑えることができます。ここでは、トラックの使用者が行うべき日常点検について解説していきます。

【1】キャブをチルトして行う点検

キャブをチルトして行う点検では、エンジン周りの確認を行います。エンジンオイル量や漏れ、冷却水量、ファンベルトの張り具合や損傷はないかどうかを確認します。またキャブチルトを行う時は、平らな場所で、前方や天井などの障害物がないかどうか注意し、確実にロックを行ってください。

【2】運転席に座って行う点検

運転席に座って行う点検では、ブレーキの液量は十分か、ブレーキペダルの踏みしろ、パーキングブレーキレバーの引きしろ(遊び)、エンジンのかかり具合と異音の有無、ウォッシャー液の量や噴射状態、ワイパーのふき取り具合は問題ないかどうかなどを確認します。

【3】車の周りを一周して行う点検

車の周りを一周して行う点検では、外周を目視で確認しつつ、ランプ類の点灯点滅、汚れや損傷はないか、バッテリー液量は十分かどうかなどを確認します。

【4】タイヤの点検

タイヤの点検では、ナットの緩みがないかをハンマーで叩き確認し、タイヤの空気圧、 亀裂や損傷、異常な摩耗の有無、溝の深さは十分かどうかを確認します。

【5】走行して行う点検

走行して行う点検では、実際のブレーキの効き具合はどうか、低速および加速の状態、クラッチの作用は問題ないかどうかを確認します。

まとめ

トラックの使用者・所有者にとって車検は法律で定められ、必ず実施する必要があります。車検の有効期限が切れたままではトラックを使用することができなくなり、法令違反や事業機会の損失になりますので、確実に受けられるよう、計画を立てていきましょう。また、日頃の点検整備も大事なポイントで、車検にかかる費用を抑えることができます。車両の維持費削減(メンテナンスリース)や、新車への買い替えについてご検討されている場合は、ぜひこちらからいすゞエルフのカタログをダウンロードしてみて下さい。

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