地球環境の保全に 配慮した安全運行を推進
さて、同社のコールドチェーンの一翼を担う車両には、デジタコ機能に加え、様々な運行管理機能を備えた「MIMAMORI」を採用。「グリーン経営」を取得した2 0 0 4 年に、初めて「MIMAMORI」を導入したという。同社は、地球環境の保全に貢献するため、早くから「環境基本方針と行動指針」を策定。その実践手段として「MIMAMORI」を活用してきたそうだ。具体的には「省燃費運転レポート」をドライバーに見せながら運転操作一つひとつまで細かに指導。省燃費運転をドライバーに定着させてきたという。併せて、指導がマンネリ化しないように、いすゞ自動車東北に依頼して定期的に「省燃費運転講習会」を開催。佐藤常務に「MIMAMORI」の導入効果についてお話を伺った。
「当社は全車両に『MIMAMORI』を搭載しており、アイドリング、速度、アクセル操作(急発進・急加速・急ブレーキ)をチェックするなど、運転技術の向上に取り組んできました。その結果、大幅に燃料費を削減することに成功。2014年には、当社の継続的な環境保全活動が高く評価され、認定団体から永年表彰を授与しました。また相乗効果として安全運行にもつながり、事故数も減少しています」
なお、同社では、いすゞ車の評判も良く、脇見、居眠り運転の抑制に貢献する「ドライバーステータスモニター(DSM)」などの安全装備*が充実しているところを高く評価している。ドライバーの高齢化が進む中、同社では、つねにドライバーの安全を最優先におり、今後導入される車両に「異常時対応システム(EDSS)」※が採用されていることも歓迎しているそうだ。
- ※大型トラックギガに装備
運行管理、配車業務の効率化に貢献
日頃の運行では「車両位置お知らせサービス」や「運転日報」を活用しているという同社。集配事業部部長の遠藤高之氏に「MIMAMORI」の活用方法についてお尋ねした。
「よく利用するのは『車両位置お知らせサービス』ですね。1日に多数の車両を広範囲に運行させている当社では、リアルタイムに車両の位置情報や気象・渋滞情報を確認。車両の帰社時間を把握することで、正確な配車が可能になりました。この機能のお陰で、車両が効率的に運行できている、と言っても過言ではありません。ドライバーも安心して乗務できると思います。
『運転日報』は、主に運行後の点呼時に活用しています。運転操作に問題があるときや、評価点が低いときにドライバーからヒヤリングして改善をしています。また最近は、休憩時間や待機時間もチェック。ドライバーの長時間労働防止に役立てています。もちろん、食品を運んでいるので、荷室内の温度変化もしっかり確認しています。『運転日報』には、納品場所、運転操作状況、運転時間、温度の推移、データなどが、すべて記載されているので非常に便利です。あれこれデータを探す手間が省けるので、事務作業が軽減できます」
運行管理、運転指導、エコドライブに必要な機能を備えた「MIMAMORI」は、同社の業務に欠かせないツールとしてフル活用されている。
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