株式会社エフエーエスは、物流事業と住宅事業を融合し、四国エリアにおいて、建築現場の事前調査・地鎮祭の実施、住宅資材の保管・共同配送、給排水工事、建築(外部・内部造作)、建築廃材の収集・リサイクル・最終処理までワンストップで提供。住宅建築という多様な工程における動脈物流と静脈物流を網羅した循環型事業を『エコファスサイト(EcoFas-Site)』と称して商標登録しており、事業を拡大してきた。現在は、保管及び配送サービスを提供する保管型の物流センター(香川県)を開設すると共に、産業廃棄物を一元管理するエコサポートセンター(香川県)も運営している。
昨年還暦を迎えた創業者の内浪博文氏は、経営基盤と組織力を強化する目的で同社の社長を退き、会長に就任。社長を承継した、ご子息の内浪達也氏と協力して事業を展開されていくと表明された。
「昨年、当社は、事業承継を行うと同時にFASグループの販売や経理などを担当する株式会社セルアーの持ち株会社となりました。現在は、新たな事業体制のもと、大規模な物流拠点の開設を進めています。また、サービスの間口を広げるため、一般住宅のリフォーム営業を開始。住宅資材の販売強化に取り組んでいます。さらに、持ち株会社を主体にアパレル事業やレンタカー事業など、新規事業も展開していく予定です」
と語られた内浪会長。今年、創立25周年を迎えた同社は、事業承継を機に、さらなる成長に向けて始動。これまで培ってきたノウハウと、育成してきた人材を活かし、コロナ禍などの急激な事業環境の変化にも、柔軟に対応していきたいという。