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MIMAMORIケーススタディ

「MIMAMORI」の機能、データを活用して四国一円を安全運行【事例紹介:株式会社エフエーエス】

住宅事業に特化した物流サービス「エコファスサイト」で事業を拡大

株式会社エフエーエスは、物流事業と住宅事業を融合し、四国エリアにおいて、建築現場の事前調査・地鎮祭の実施、住宅資材の保管・共同配送、給排水工事、建築(外部・内部造作)、建築廃材の収集・リサイクル・最終処理までワンストップで提供。住宅建築という多様な工程における動脈物流と静脈物流を網羅した循環型事業を『エコファスサイト(EcoFas-Site)』と称して商標登録しており、事業を拡大してきた。現在は、保管及び配送サービスを提供する保管型の物流センター(香川県)を開設すると共に、産業廃棄物を一元管理するエコサポートセンター(香川県)も運営している。

昨年還暦を迎えた創業者の内浪博文氏は、経営基盤と組織力を強化する目的で同社の社長を退き、会長に就任。社長を承継した、ご子息の内浪達也氏と協力して事業を展開されていくと表明された。

「昨年、当社は、事業承継を行うと同時にFASグループの販売や経理などを担当する株式会社セルアーの持ち株会社となりました。現在は、新たな事業体制のもと、大規模な物流拠点の開設を進めています。また、サービスの間口を広げるため、一般住宅のリフォーム営業を開始。住宅資材の販売強化に取り組んでいます。さらに、持ち株会社を主体にアパレル事業やレンタカー事業など、新規事業も展開していく予定です」

と語られた内浪会長。今年、創立25周年を迎えた同社は、事業承継を機に、さらなる成長に向けて始動。これまで培ってきたノウハウと、育成してきた人材を活かし、コロナ禍などの急激な事業環境の変化にも、柔軟に対応していきたいという。

代表取締役会長 内浪 博文 氏

代表取締役会長 内浪 博文 氏

会社概要
会社名:株式会社エフエーエス
本社所在地:香川県仲多度郡まんのう町宮田724-32
創業年月日:1996年1月24日
代表者:代表取締役会長 内浪 博文
代表取締役社長 内浪 達也
従業員数:52名
保有車両台数:29台

MIMAMORI搭載車両の運用方法
導入時期 2017年10月
運行経路 地場(四国一円)
乗務状況 固定

顧客満足度向上に貢献する“多能工”を育成

同社の強みは「スピード」「リズム」「情熱」をモットーに、住宅資材をジャストインタイムで配送できること、そして建築全般業務を一貫して請け負えるところだが、その質の高いサービスは、同社の社員によって支えられている。内浪社長に、社員の採用方針についてお話を伺うことができた。

「当社は、業界未経験者も積極的に採用しており、多方面で活躍できる人材育成に努めてきました。車両の運転から庫内作業、外部・内部造作、営業職、業務管理まで行える多能工を育成することで、社員一人ひとりの心構え(やる気)を醸成。また、定着率の向上を図るべく、働きやすい雇用条件、職場づくりにも注力しています」

住宅産業は、住宅資材メーカーやハウスメーカーはもとより、施工業者、施工主にも細心の心配りを求められる業界。例えば、住宅資材の搬入においては、現場への侵入経路や車両の停車場所を事前に確保しておくことが必須。同社では、現場に精通したスキルの高い社員を育成することで、様々なクレームやトラブルを未然に防止するよう努めている。

本社(香川県仲多度郡まんのう町)

入荷した住宅資材の荷受け、仕分け、検品、出荷する保管型の物流センター(香川県)

昨年8月に導入された大型トラックギガ

「車両位置お知らせサービス」が「MIMAMORI」導入の決め手

代表取締役社長 内浪 達也 氏


業務管理部 部長 大石 英和 氏

同社に初めて「MIMAMORI」が導入されたのは2017年のこと。法改正で4トン車以上にデジタコなどの運行記録計を装備することが義務化(既存車両含む)されたことがきっかけだったという。業務管理部の大石部長は「MIMAMORI」を採用した経緯について、次のように語られた。

「同業者の話ですが、1台の車両が帰って来ない。携帯電話も通じない事態に。そこで『MIMAMORI』の『車両位置お知らせサービス』で車両位置を確認。現地に赴くと、体調を崩したドライバーが車内で休んでいました。幸い命に別状はなかったものの、高齢なドライバーが在籍する当社としても、決して人ごとではない、と思いました。そんな経緯もあって、当社では4トン以上のすべての車両に『MIMAMORI』を搭載することにしたのです」

導入後、同社では、運行管理者や管理職が出社後「車両位置お知らせサービス」で運行状況を確認することが日課となっているという。また「運行サポート情報」の「降水情報」や「VICS情報」で道路状況を確認して運行をサポート。さらに、車両位置から帰庫時間を予測して、的確な出荷準備指示を出しているという。庫内作業の効率化にも役立てられている。

「省燃費運転レポート」を活用してドライバーの安全運転を意識づけ

質の高いサービスを提供するには、安全が大原則となるという同社では、日々「省燃費運転レポート」を活用されているとのこと。特に四国は、交通事故件数や交通事故による死亡者数が多いため、安全指導に力を入れてきたという。

「必ずチェックするのは車速超過ですね。また燃費が悪化していないかも要チェック項目です。燃費が落ちているということは、運転にムラがある、あるいは急加速などの危険運転の兆候と捉えることができますから。車速超過や燃費悪化を見つけた際は、補佐役の女性社員から運転に気をつけるようドライバーに伝えています。これが予想以上に効果があり、ドライバーの安全意識を高めています。もちろん、頻繁に車速超過などが見受けられる場合は、運行管理者が直接ドライバーと面談して指導を行います」

と大石部長。また「運転日報」は、手書きの日報内容を照合するときに使用。手書きの日報と共に保存している。さらに「車両別集計表」で、定期的に車両ごとの稼働実績(運行回数・稼働日数・走行距離・実車距離・燃費等)もチェック。車両の代替時期を決める参考資料とするほか、輸送コストの算出に活用しているという。今後も同社では「MIMAMORI」の機能やデータを効果的に活用して、安全運行と業務の効率化を推進していく方針である。

機能やデータを活用して安全運行と業務の効率化を実現