同社が「MIMAMORI」を導入したのは2016年。働き方改革など時代的な流れもあり、効率的な運行管理システムとして代替全車に搭載したという。輸送課課長の齊藤龍太郎氏にお話を伺った。
「『運転日報』はドライバーにとても好評です。何しろうちは長距離運行ですから、事務所に戻ってから日報を書くのは酷ですよね。それが運行中の簡単なボタン操作で出来ちゃうんですから、その労苦から解放されてドライバーも喜んでいます。他にも、日報では安全・省燃費運転の度合いを点数で確認できますが、『省燃費運転レポート』も活用してドライバーの教育を効率的に行なっています。おかげでグリーン経営の認証取得にもつながりました。
また、労務管理機能も業務効率化に役立っています。『月次勤務状況』ではドライバーごとの超過拘束時間が一目でわかりますから、それを見ながら運行計画を組み立て直しています。以前は拘束時間の計算に何時間もかかっていたのが、今では自動的に集計できるようになりましたから、運行管理者としての負担もかなり軽減されました」
ところで、北海道の事務所にいる齊藤課長としては、遠く関東での道路交通状況や天候が気になるところ。「VICS情報」や「降水情報」を有効に活用しているそうだ。首都高の渋滞情報や雨雲の動きを見ながら、随時ドライバーと連絡をとっているという。