バス大図鑑

教えて「ノンステップバス」のこと

ムスコくん
「ノンステップバスってそんな工夫がされてるんだ!」
マスター
「高齢者の方からは『階段がないので乗りやすくなった』、車いすの方からは『スロープ板の傾斜が緩やかで乗り降りしやすくなった』、そして介助者の方からも『かける力が少なくなって楽になった』など好評のようですなあ」
お父さん
「やはり時代の要請なんだね!」
ムスコくん
「今後も進歩していくの?」
マスター
「ノンステップバスはワンステップバスに比べて、若干走破性能が落ちると言われていた時期がありました。しかしバスメーカーさんの工夫と努力により、現在はほぼ遜色ない走破性能になったと言われていますなあ」

現在のノンステップバスは全長をそのままにオーバーハング(前軸より前の長さと後軸より後ろの長さ)を短くし、ホイールベース(前輪の中心軸と後輪の中心軸の距離)を長くしてノンステップエリアを拡大しました。そうすることでより多くの人がノンステップエリアに乗車できるようになったとともに、アプローチアングルとデパーチャアングルを確保することができ、踏切などの通過性をワンステップバス同等とできたのです。また、バスが右左折する時の、タイヤの「切れ角(車体の方向を決める角度)」を調整し、従来のバス同様の転回性能も実現しています。

わが国で現在普及しているノンステップバスは「簡易(前中)ノンステップバス」と言われるものです。これは、トラックと共通の部品を流用できるなど、比較的安価に製作できるとされます。一方、海外では「フルノンステップバス」と言って、車両の後方までフラットな床のノンステップバスが広く普及しています。日本でもそのようなフルノンステップバスを求める声もありますが、コストや法規、そして海外とは違う道路状況などの課題があります。社会の課題解決に向けて、バスメーカーは様々な検討を行っています。

ムスコくん
「次はどんなバスが街を走るのかなあ?わくわく!」
マスター
「着々と研究は進められているようですよ。ただし、わが国の道路事情などの問題から、すぐ広く普及というわけにはいかないかもしれませんが、期待したいですなあ」
お父さん
「この子が大きくなる頃には、見たことのないバスが走り回っているかも知れないね」
マスター
「その時までムスコくんはバスのことを好きでいてくれますかなあ。大きくなったら飽きちゃってるかも(笑)」
ムスコくん
「ぼくのバス愛はノンステップだよ!」
お父さん
「それを言うならノンストップだろ(笑)」
今日も「キッチンいすゞ」では楽しいバス談議がノンストップです。
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