トラック大図鑑

あきら 「それで空気圧ちゃんとチェックするのか・・・」 空気ラベルの解説図
きょうこ 「あきらくん、知らずにそうしてたの?やだー」
マスター 「いやいや。習慣としてやっていたのはいいことだよ。でもどうして空気が抜けるかわかる?」
あきら 「それはほら、さっき説明してくれたタイヤとホイールのすき間からもれるんでしょ」
マスター 「ちゃんといっぱいに空気が入っていれば、すき間からもれることはないんだよ。けど、空気の分子のレベルでは、一見すると空気が通り抜けられないようなゴムの中を通って少しずつ外へ漏れ出してしまうんだ」
きょうこ 「へー」
マスター 「だから、放っておくと空気圧はかならず下がっていくものなんだ。常にチェックしないとダメなんだよ。あきらくんは偉いね」
あきら 「ほかにもトラックならでは気を使っていることなんてあるの?」
マスター 「大きくは4つかな」

それでは、トラックならでは気を使って開発されているところをご紹介しますね。
(1) 燃費をよくすること
(2) 高い耐久信頼性にすること
(3) 乗り心地と安定性を両立させること
(4) 寿命をのばすこと

(1)燃費をよくすること
トラックは長い距離を高速で走るものです。高速で走るときは、タイヤの転がるときの抵抗が燃費に大きく影響します。
一ヶ月に数千リットルの燃料を使っているトラックもあり、「転がり抵抗」がわずかに変わるだけでも、燃料費に大きな影響があります。またCO2の排出もできるだけ削減するという意味からも、できるだけ燃費が良くなるようなタイヤを開発することに気が使われているのです。
(2)高い耐久信頼性にすること
乗用車に比べて約10倍もの重さを支えて走らなくてはならないトラックのタイヤ。
万が一故障したりすると、配送中の荷物が時間どおりに届かなかったり、場合によっては交通渋滞を引き起こす原因になったり、たいへんな影響が起きてしまいます。そこで、種々の試験を十分に行い、耐久信頼性を確認することに気が使われています。
(3)乗り心地と安定性を両立させること
トラックは長時間長距離を走るものです。乗り心地がよく、安定性にすぐれていないとドライバーは疲れてしまい、安全運転にも影響してしまいます。できるだけ乗り心地と安定性にすぐれたタイヤを開発するよう気が使われています。
(4)寿命をのばすこと
先ほども述べたようにタイヤ自体は高価です。すぐ摩耗してしまっては、交換などの手間や費用が大変です。なるべく寿命をのばすような開発を心がけているのです。

マスター 「燃料代もばかにならないし、大事なことなんだよね」
あきら 「毎月何千リットルもなんてたいへんだ」
マスター 「そういう燃費やCO2の問題にタイヤも深く関わっているんだね」
きょうこ 「あきらくん、そろそろ行かなくちゃ。先に車行くわね」
マスター 「あきらくんの車は燃費良さそうだね」
あきら 「燃費はいいんだけど、ドライブ中にいろいろお菓子とか飲み物とか買わされるんで、きょうこちゃんとのドライブは燃費以外にいろいろかかって・・・」
きょうこ 「何やってるの?男同士でヒソヒソと。早く行こうよ」
マスター 「おっとっと、ごちそうさま。気をつけて行ってらっしゃい」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのよもやま話はつきることがないようである。

トラック大図鑑の感想や、知りたい部品のリクエストを募集しています。 リクエスト・ご感想はこちら

Back   2/2