トラック大図鑑

あきら 「へえ!大型のトラックに空気のバネなんて信じられないや!」 空気バネ・エアサスペンション図解
マスター 「特殊なゴムの中に空気を密閉させるんだよ。それがバネの役目をして、道路からの衝撃を吸収させるんだ」
きょうこ 「ゴムと空気なんて、乗り心地は良さそうね」
マスター 「衝撃を和らげる性能は高くて、荷物の傷みなんかはかなり軽減できるようだね。あと『板バネ』についてだと、鉄でできているので、雪の時の走行についても考えなくてはいけないしね」
きょうこ 「雪?」
マスター 「そう。雪の多い地方では、道路に『融雪剤』というものを撒いて、雪が解けやすいようにしてるんだ。だけど、それによって鉄は腐食しやすくなるので、『板バネ』のサスペンションは腐食しにくいようにいろいろ工夫されているんだよ」
きょうこ 「あらまあ。でも『空気バネ』ならその必要はないのね」
マスター 「あと『空気バネ』ならではの機能として『車高調整』というものがあって、トラックにはたいへん便利な機能なんだ」

車高調整図解
荷物の積み卸し作業時の車高調整
『空気バネ』には中に入れる空気の量を調節して、車高を調節する『車高調整』という機能があります。
これは、「荷物を目一杯載せた状態」と「空の状態」のときに、車体の高さが変化しないよう、常に調節しておかなくてはいけないからです。荷物の積み卸しなどをする場合、作業がしやすいよう、車体の高さをリモコンで調節できるということも利点でしょう。
むろん、『空気バネ』にも乗り心地だけでなく「堅牢性」「耐久性」も求められます。半永久的に使用が可能なように何万回、何十万回もの耐久試験が行われています。
こうして使われる『空気バネ』によるサスペンションには次のような長所が挙げられます。

・ 交換の手間がかからない上、早い交換作業が可能
・ 錆に対して強い
・ 振動の吸収力がよい

これらにより、車体や荷台の寿命を長持ちさせる事が可能になります。つまり、結果的に修理や補修が少なくてすみ、車が長く使えて、維持費用面が抑えられるといううれしい効果を生むのですね。

マスター 「いいサスペンションだと、仕事もはかどるし、トラック自体の寿命も長持ちすると言うことだね」
あきら 「何と言っても乗り心地がいいのがいいね、マスター」
マスター 「やっぱりぼくも経験者だけど、昔のトラックは運転すると疲れたもんなあ…。いまのエアサスなんてほんと良くなっているよ」
きょうこ 「だからここの椅子もいいのを使っているのね」
マスター 「そう」
あきら 「だからついつい長居しちゃうんだよなー」
マスター 「これでもっとお二人がいろいろ注文してくれたら…ね。あ、いいんだよ、いいんだよ。長居してくれて」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのよもやま話はつきることがないようである。

トラック大図鑑の感想や、知りたい部品のリクエストを募集しています。 リクエスト・ご感想はこちら

Back   2/2