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そばに立ってみると、トラックは、とても背が高い車ということに気がつくはずです。運転するときには、前の方にあるキャブという場所に乗り込まなくてはいけません。背の高い人もいれば、背の低い人もいます。どんな人も安全に乗り降りできるように設置されているのが『ステップ』そして『グリップ』なんです。シンプルに見えますが、実は、たいへんな工夫がされているのですよ。
低いところと高いところを行き来するためには、本来は階段のような形がいいのですが、トラックの構造上、そんなスペースの余裕はありません。なので、キャブの横面、ドアの下部分に、まず足をのせるステップがあります。一番下段のステップは足をのせやすいよう、少しだけ外に出ています。ステップに足をのせて、グリップを両手でつかみ、体を運転席の中に運ぶのですが、基本的に、乗り降りするときは「三点支持」といって、3カ所で体を支えるように考えられています。それで、落下したり、踏み外したりする事故を防ぐためですね。つまり、その三点支持を可能にするためには、ステップやグリップは、どこにでもつけておけばいいというわけではありません。平均身長などから割り出して、もっとも安全に乗り降りできるような位置に設置されているのです。また、グリップをつける場所の周りは、安全につかみやすくするための基準が設けられています。たとえば、回りにあんまりすき間がないと、つかみにくくて危ないですよね。
低いところと高いところを行き来するためには、本来は階段のような形がいいのですが、トラックの構造上、そんなスペースの余裕はありません。なので、キャブの横面、ドアの下部分に、まず足をのせるステップがあります。一番下段のステップは足をのせやすいよう、少しだけ外に出ています。ステップに足をのせて、グリップを両手でつかみ、体を運転席の中に運ぶのですが、基本的に、乗り降りするときは「三点支持」といって、3カ所で体を支えるように考えられています。それで、落下したり、踏み外したりする事故を防ぐためですね。つまり、その三点支持を可能にするためには、ステップやグリップは、どこにでもつけておけばいいというわけではありません。平均身長などから割り出して、もっとも安全に乗り降りできるような位置に設置されているのです。また、グリップをつける場所の周りは、安全につかみやすくするための基準が設けられています。たとえば、回りにあんまりすき間がないと、つかみにくくて危ないですよね。
トラックは「はたらく車」なので、トラックの運転手さんは、毎日毎日数え切れないぐらい乗り降りをします。そのたび体重をぐっとかけるのですから、ステップやグリップは頑強なものでなくてはいけません。体重の重い人が、長期間乗り降りしても大丈夫なように設計、製造されているのです。