トラックのシートについては、「耐久性」に関して、大変な開発努力が続けられているのです。
街でよく見かける宅配便のトラックですが、ドライバーさんは荷物をスピーディーに届けるため、たいへん忙しく働いていますね。普通の自動車とは比べものにならないほど頻繁に乗り降りがされます。また、急ぐため「ずり落ちる」ように、トラックの運転席から降りるドライバーさんを多く見かけます。
そのため、少し前にはシートの「表皮」と、ドライバーさんのお尻がこすれて、表皮がいたみやすくなったり、破れたりしたことがありました。
現在では、表皮の耐久性については、人間が乗り降りするのと同じようなシミュレーションを行って、頻繁に乗り降りしても破れたりしないことが確認されています。
また、お尻がこすれる部分に「縫い目」がないようになっていたりと、多くの工夫がされています。
そのほか、中・長距離のトラックでは、ドライバーさんが座席の後ろに備え付けられたベッドに移って休むとき、シートの「左肩」の部分に手をかけて移動するため、体重が強くかかることが多いのですが、そのような負担が何度かかってもシートがゆがんでしまわないよう、高い「耐久性」が備えられているのです。
また、「耐久性」と同時に、大事なポイントである「乗り心地」を高められるよう、鉄板に、厚みのあるクッションパッドを載せて、この両方を追求したり、お尻をのせる底面部「シートクッション」についてもさまざまな研究をおこなうなど、長時間快適に使えるよう努力しています。



