トラック大図鑑

あきら 「トラックの運行情報システムってそんなにすごいんだ !」
マスター 「うーん。すごい時代になってきたと思うね」
あきら 「でもマスター、走っている間に、会社にその運転状況が伝わるのは分かったけれど、運転手さん自体には見えないよね ?」
マスター 「いや、音声で知らせてくれる機能があるんだよ。また、何時にどこに着かなくちゃ行けない、という運行計画というのがあるんだけど、決めた計画との時間差を表示してくれる仕組みもある」
あきら 「ああ ! じゃ予定通りかどうか確認できるし、運転のしかたについても音声でアドバイスしてくれるってことだね !本当に見守ってくれているんだ」
マスター 「見守ってくれるということで言えば、故障したときにボタン一つで近くのトラック販売店に故障場所や故障内容を連絡してくれる機能もあって、いざというときもドライバーはあせらなくてすむしね。
また、何時にどこに着いて、次にどこに行ってというトラックが1回仕事をして帰ってくるまでが自動的に記録される仕組みもあって、ドライバーにとっては、帰ってからその日の報告書をまとめたりする負担も減るんだよ。ぼくが現役の時はたいへんでさ・・・」
きょうこ 「それじゃ運転手さんもラクになるのね」

ドライバーに役立つ様々なレポート機能
会社に戻れば、自分がどれだけ安全、省エネな運転をしてきたかどうか、即座にレポートとして目で確認することが出来ます。運行管理者やドライバーはそれを見て、より良い運転に改善していくことになります。ドライバーの報告書作成の負担を減らし、運行管理者の負担も出来るだけ軽くして、しかも管理がしやすくなるわけですね。
省エネを意識した運転は、トラックを使用する会社にとっては、燃費を良くして運送費用を下げていきたいということはもちろん、いま大きな問題になっている地球環境の問題にも貢献します。より燃料の消費を減らす、環境にやさしい運転も強く求められているのです。また丁寧な運転はトラックにも負担を掛けないので、トラックを長持ちさせることにもなります。
荷物の安全な輸送、時間通りの到着など、トラックを使う会社に向けての要望はきびしくなるばかりです。しかも、安全に、燃費良く走ることを考えなくてはなりません。そのための、ドライバーの運転のしかたを目に見えるようにして、データとして分析できるように考えられたのが、この高度『運行情報システム』なのです。
まさに、ドライバーを見守り、安全で省エネな運転を支援する仕組みといえるでしょう。

ところで、このシステムでは乗っている時だけでなく、乗っていないときもトラックを見守ることができます。それは「盗難」の問題です。万一車両が盗難にあったとき、すぐに運行管理者にメールなどで連絡し、その位置を追跡して確認することが可能です。これは、各トラックに携帯電話が載っていることで可能になるのですね。

マスター 「まだこの運行情報システムは、すべてのトラックについている訳じゃないけど、今後広がっていくと思うよ」
あきら 「そうすると、全国で走っているトラックが、みんな見守られていることになるわけだねー。すごいなー」
きょうこ 「いいなあ。あたしも見守られたいなあ」
マスター 「ははは。ちゃんとあきらくんが見守っているじゃない」
あきら 「ははは。あ、また電話だ。今度はお母さんだ。もしもーし。もうすぐ帰りまーす」
マスター 「あきらくんはちゃんと家族に見守られているようだね」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのよもやま話はつきることがないようである。

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