トラック大図鑑

きょうこ 「キーと車のコンピュータが通信しあっているのね!すごい」
マスター 「電波で通信しているんだけれど、さらにその通信情報には暗号技術が使われていて、電波をつかまえてIDコードを盗み出したりすることはできなくなっているんだね」
あきら 「エンジンがかからないなら盗まれないよね」
マスター 「そうだね。そんなすぐれた防犯の機能を持ったイモビライザーは、自家用車からトラックまで広く導入がすすみはじめているんだよ」
あきら 「言われてみれば、そういう防犯システムも売られているという話を聞いたことがあるなあ」
マスター 「市販のイモビライザーも確かにあるんだけどね。イモビライザーが自動車の開発段階で同時につくられていることに大きな意味があるんだ。それはね・・・」

マスターが言うように、自動車の開発とともにイモビライザーをつくり上げていくことに大きな意味があるのです。
ひとつは、より強力な防犯システムをつくるためです。自動車のエンジンをコントロールするコンピュータ自体が開発される段階で、イモビライザーも同時に開発されれば、より解除されにくいシステムができるのです。もうひとつは、自動車の使われ方とドライバーのことを考えた防犯システムでなければいけないということです。イモビライザーを導入するときに大事なことは、ドライバーがいつもと同じ感触で使えるようにすることです。とくに「はたらく車」であるトラックは、エンジンをかける回数が多く、そのたびに違和感があるとドライバーが不都合を感じます。イモビライザーを導入しても、スムーズに、いつもと変わらない感触でエンジンがかかるよう何万回も始動のテストが重ねられています。
イモビライザーICチップ
キーの形も、ICチップを入れることにより形が変わったら、ドライバーにとって違和感があるかも知れません。なので、普通のキーと変わりないデザインに収まるよう工夫されているのです。
トラックは最新の防犯技術を活かすとともに、ドライバーに安定的に使ってもらえるよう日夜進化しています。中にはイモビライザーが標準装備されたトラックも出てきています。

あきら 「トラックの防犯システムって工夫されているんだね!」
マスター 「電波を読み取り、コンピュータが承認してからエンジンをかける・・・なんていったら大変そうだけど一瞬にして行われるんだね」
きょうこ 「それが違和感なく、ごく普通に行われるというのがすごいわ」
マスター 「そうだね。実際はすごい手順を踏んでいるんだけど、いままでと変わらない操作感がもとめられるわけだ」
あきら 「ところでマスター。今日のブレンドの味ちょっといつもと違わない?」
マスター 「えっ・・・。わかっちゃった?いつもと豆を変えて、入れる手順も変えたんだよ。ふたりにはごまかせないなあ」
あきら 「なんか味に微妙な違いがあったからね」
きょうこ 「イモビライザーみたいにスムーズにやってくれなくっちゃ」
マスター 「とほほ」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのよもやま話はつきることがないようである。

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