トラック大図鑑

きょうこ 「へえ、トラックでハイブリッド化がすすめられているのは、燃費がよく、環境にやさしいからなのね」
マスター 「しかし、トラックのハイブリッド化のためには、万一の時のための仕組みを備えておかなくてはいけないんだよ」
きょうこ 「万一の時って?」
マスター 「もしハイブリッドのシステムに何かの異常が起きて、トラックが走れなくなってしまった時だね。トラックは仕事のための車だから、荷物の到着時間がきびしく決められている。遅れるなんて絶対ダメ」
あきら 「大きいトラックが路上で動かなくなってしまったら、交通安全上も問題かなあ」
マスター 「うん。そんな時のために、トラックでは、ハイブリッドのシステムに万一異常が起きても、ディーゼルエンジンだけで走れるような仕組みになっているトラックもあるんだよ」
きょうこ 「ふーん、そこまで考えてあるなら安心ね !」

マスターが述べたように、ハイブリッドのトラックは、基本的に軽油で走るディーゼル車です。軽油は、日本全国で給油可能で、長距離輸送のトラックでも、安心して仕事に使えます。ハイブリッドのトラックは、「燃費がよくなり、環境にもさらにやさしくなったディーゼル車」、つまり、ディーゼル車の発展型だと考えてください。

現在、各トラックメーカーでは、ハイブリッドのトラックは、小型トラック、バスへの展開に限られ、ハイブリッドの中型や大型のトラック、バスを開発中です。どんどんラインナップが広がっていくものと期待されています。

あきら 「なるほど ! 今後はもっともっとハイブリッドのトラックを見かけそうだね」
マスター 「そうだね。とくに町の中を走り回る宅配便やコンビニ配送のトラックは、直接消費者の目に触れるからね。限りあるエネルギーを大切に使い、二酸化炭素の排出抑制に気を配っている地球にやさしい企業、というイメージを大切にしたいだろうから、ハイブリッドに注目していくんじゃないかなあ」
きょうこ 「ハイブリッドって、よく考えたら、そんなに昔からあったわけじゃないわよね?」
マスター 「いや、2004年には、すでにハイブリッドのトラックがお目見えしていたんだよ。でも、ほんとに大きな波が押し寄せて来るのは、ここ数年だろうね」
あきら 「いろんな技術が出てくるんだなあ」
マスター 「うちの店もハイブリッドにしようかなあ」
きょうこ 「カフェまでハイブリッド !?」
マスター 「いや、コーヒーをいれるときの熱を使って、ゆで卵をつくるとか(笑)」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのトラックに関するよもやま話はつきることがないようである。

トラック大図鑑の感想や、知りたい部品のリクエストを募集しています。 リクエスト・ご感想はこちら

Back   2/2