「ハンドル」ですが、正式名称はステアリングホイールといいます。ここではハンドルで述べていきます。
確かにきょうこちゃんやあきらくんが思うとおり、トラックのハンドルは、だいたい乗用車のものより一回り大きくなっています。
しかし、最近ではパワーステアリング、いわゆる「パワステ」が主流ですから、運転手さんは軽く握って、軽く動かせます。きょうこちゃんが心配するように、普段の運転には大きな力はまず必要ありません。
パワステは昭和50年代からまず乗用車に取り入れられ、その後トラックに普及しました。ハンドルを回すときには力が必要ですね。その力のかかり具合に応じてアシストしてくれる仕組みなので、女性の腕力でも問題なく回せるのです。
また現在、小型トラックについては「ラック&ピニオン式」とよばれるステアリングギヤ方式を採用しています。
ハンドル操作が、ハンドルの軸の先端についている「ピニオン」から、タイヤの方向を決める「ラック」に伝えられるこの方式は、ハンドルとタイヤの間にある部品が従来より減らせるため、ハンドル操作がタイヤに伝わりやすく、より運転手さんの思った通りに、トラックが曲がれるようになっているのです。
また同時に、「剛性が高い(つまり「強い」)」という優れた特性も持っています。
トラックのハンドルが乗用車と違うところといえば「切れ角」といって、ハンドルを回して車体の方向を変える角度です。
・ 乗用車 だいたい30度〜35度
・ トラック だいたい45度以上
これは、たとえばゴミの収集車などを思い浮かべてください。
小型乗用車が入っていくような細い道に、トラックで入って行かなくてはならないことも多いでしょう。そんな時、トラックにはより小回りの良さが要求されるのですね。
つまり「ハンドルがスムーズに切れること」。それによって、車体をムダなく回転させる動きが可能になるのです。



