マスターが「背骨以上の存在かも」といったほどのフレーム。なぜかというと、トラックの「エンジン」「トランスミッション」「タイヤ」といったすべての部品はフレームに組み付いているからです。そんな大事な役目のフレームですが、細長い鉄骨のような外見で、トラックの下の方に位置していますので、チラッと見えるぐらいです。
トラックのフレームは、それじゃどんなゴツイものかと思いますが、意外と幅がなく、2.5mも車幅のある大型トラックでも、だいたいその1/3ぐらいの幅しかありません。そんなフレームが車体を支える役目を果たしているのです。
トラックのフレームを見ると、たくさんの穴があいていることに気がつきます。この穴はデタラメにあけられたものではなく、先ほど述べたように「すべての部品」を取り付けるという役目のフレームだからこそ、いろんな部品が取り付けられることを念頭に置いて、あらかじめ穴が準備されています。
トラックというのは、働く車です。そして、その働く場所や用途もさまざまで、「ダンプ」や「消防車」など、働く場所、役目によっていろいろな形があります。
ドライバーが乗っているキャブの部分は同じでも、トラックの使い道によって、「架装物」と呼ばれる、作業を行う部分つまり後ろの荷台部分が変わってくるのですね。
そんな中、いろんな用途に応じて、いろんな部品などがフレームに付くことになります。それにあわせてたいへん多くの種類のフレームをメーカーは準備しておかなくてはなりません。
そして、そのフレームには用途に応じて部品が付く穴をあらかじめ準備しておくのです。
むろん、全部の穴を使わないこともありますので、出来上がったトラックのフレームを見ると、使われなかった穴が残っていて、それが見えることもあるわけです。もちろん、穴が開くことによって強度が落ちないように開発されています。




