トラック大図鑑

あきら 「へー、空気を使った装置についてはいろいろ聞いてたけど、あらためて考えてみると、空気はトラックにとってなくてはならない存在なんだね」
マスター 「そうだね。ちなみに他にも、クラッチの操作やバスのドアの開閉だったり、ちょっとした操作でも空気が使われているんだ。その空気をしっかり貯めて置くために、エアタンクは大切なものなんだよ」
きょうこ 「もし空気が漏れちゃったりしたらタイヘンなことになるわね」
あきら 「ホントだ。トラックを動かせなくなっちゃうよ!」
マスター 「うん。だからエアタンクや空気を使った装置なんかには、空気漏れが起こったときのための安全装置がしっかり搭載されているんだ。ちょっと詳しく話すね・・・」

マルチプロテクションバルブ
トラックの空気に関係する装置には、空気漏れなどが起こったときにもトラックが制御不能に陥らないよう、さまざまな安全対策が施されています。例えばブレーキは、前後の2系統になっており片方が利かなくなってももう片方で止まれるようになっています。また、駐車ブレーキは、空気がなくなるとブレーキが利くような構造になっており、トラックが勝手に動くことがないようにしてあります。 どこかの配管から空気が漏れるようなことがあっても、そこの配管だけを遮断して、他の系統から空気が漏れないようにするために、「チェックバルブ(逆止弁)」や「マルチプロテクションバルブ」という部品を利用しています。

このように現在の大型トラックはさまざまな安全装置を組み込むことで、万が一、空気が漏れたりなくなったりしても、安全のため、事故を未然に防ぐよう対策がとられているのですね。

あきら 「なるほどね。これなら安心してトラックに乗れるよ!」
きょうこ 「うーん。トラックもわたしたち人間と同じね。空気がないと動けなくなるわけね」
マスター 「だからエアタンクに関しても、強度や大きさなんかに規制があって、それらに適合した製品が使われているんだよ。」
あきら 「うーん。空気を貯めておくっていうことには、大切な意味があったんだなあ」
そこに運送屋さんがやってきた。
運送屋さん 「こんにちは〜。お荷物です」
マスター 「はい。あ、いててて」
きょうこ 「マスタ−、また腰にきちゃうわよ。あきらくん荷物を運んであげなさいよ!」
あきら 「はいはい。ここでいいの?」
マスター 「ありがたいなあ。あきらくんは空気の力のように助けてくれるんだね」
きょうこ 「本物のエアタンクと違って、あきらくんはすぐ空気が抜けちゃうけどね。フフフ」
あきら 「ひどいなあ(笑)」

こうして湘南台の喫茶店『いすゞCafe』では、マスターとカップルのトラックに関するよもやま話はつきることがないようである。

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