バス大図鑑

教えて「観光バス」のこと

お父さん
「何と床下に運転手さんの仮眠室があるとは!」
マスター
「謎の部屋があるわけですな(笑)」
ムスコくん
「うわーお父さん!すぐに観光バスに乗りたいよー」
マスター
「ははは。さらにまだ観光バスと路線バスの違いがあるんだよ。それは座席シート。長時間・長距離乗っているお客さんがくつろげるように……」
ムスコくん
「そうか!デラックスなシートなんだね」
マスター
「うん。路線バスとはだいぶ違うね。」
お父さん
「うーん。そうすると当然お値段も変わるんだろうねえ」
マスター
「車種などによっていろいろあるのでいちがいにはいえませんが、2.5倍ぐらいのお値段になることもあるそうです」
ムスコくん
「乗りたい乗りたいー」
マスター
「ははは。ところで、先ほども仮眠スペースのことに触れましたが、観光バスはお客さんだけでなく、運転手さんのこともいろいろ考えられているのですよ」

路線バスと違い、長時間・長距離走行することが多い観光バスでは、運転手さんが安全に運転できるようないろんな工夫がされています。今、バスにはコンピューターが搭載されています。つまり、「頭脳」が載っていると思ってください。

まず、「衝突被害軽減ブレーキシステム」です。観光バスにレーダーとカメラを搭載して、その組み合わせにより、前方の車や歩行者を検知します。そうしたら「バスの頭脳部分」がすばやく状況を分析し、危険だと思ったら、この「衝突被害軽減ブレーキシステム」を作動させて、衝突の被害を軽くさせるようにします。万一の時のため、このシステムを導入する観光バスが増えています。

そして、「車間制御クルーズ(オートクルーズ)」。これは前に走る車との距離をレーダーで計り、安全な距離を自動的に保ってくれる仕組みです。観光バスは高速道路を走ることが多いのですが、運転手さんは、安全な車間距離を保つために、高速走行のあいだはずっと注意していなくてはなりません。そこで、「車間制御クルーズ」を搭載して、少しでも運転手さんの負担を減らし、安全な運行を可能にしようとするものなのです。

また、「ドライバーモニター」といって、運転手さんの状態をカメラで見守る仕組みがあります。これも、長時間・長距離を走る観光バスへの導入が進んでいます。これは、運転手さんの顔の向きやまぶたの位置などを検知して、「ひょっとして居眠りしたくなったんじゃないか?」という時に警告してくれる仕組みです。さらに、バスがふらついていないか、車線を越えていないかなども検出して、警告を発してくれる仕組みなどがあります。

ドライバーモニターの例
ムスコくん
「うーん。運転手さんのために観光バスにはいろんな工夫がされているんだね!」
マスター
「もちろんすべての観光バスにこれらの仕組みが搭載されているわけではないですが、こうした装置が活用されれば、少しでも事故を減らしたり、万一の時も被害を軽くしたりできるのではないでしょうかねえ」
ムスコくん
「お父さんもよくお酒を飲んでふらついて帰ってくるからこういうの必要でしょ」
お父さん
「うむ。あと会社で居眠りをしてしまうからな……。こらっ」
マスター
「ははは。とにかく、今の観光バスは大きく進化しているのですよ」
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