バス大図鑑

教えて「運転席」のこと

ムスコくん
「バスの運転手さんってやることがたくさんで大変なんだね!」
マスター
「ははは。一番大切なのは安全に運行することで、周りに気をつけ、お客さんの乗り降りにも気をつけなくてはいけませんからなあ。ほんとに大変でしたよ……」
ムスコくん
「お客さんのお相手もしなくちゃいけないものね」
マスター
「はい。『次降ります』のボタンが押されたら、パッとお返事しなくちゃですね」
お父さん
「私なんかは運転が下手だから、バスのような大きな乗り物を普通に運転することだけでもけっこう大変だと思ってしまうよ」
マスター
「その辺は、メーカーさんも考えてくれているのですね……」

近年、バスでもAT(オートマ)車が増えています。以前のMT(マニュアル)車では、アクセル、ブレーキの他に「クラッチ」という機能を操作して、車のギアチェンジを行って走行させなくてはなりませんでした。それに比べてクラッチ操作が不要で運転しやすいAT車は、自家用車の主流になっています。色んな操作を行わなくてはならないバスの運転手さんにとって、やはり運転しやすいAT車が選ばれる傾向にあります。また運転しやすさのために、ステアリングホイールをできるだけ軽くするように開発が進められています。バスメーカーはそれらの開発について、実際にバスの運転手さんに試してもらって、評価をもらい、改良を続けています。

しかし中には、やはりマニュアル車の感覚が好きで運転しやすいという声もあり、そんな運転手さんのためにAMT(セミオートマ)車のバスも登場しています。これはATの「運転のしやすさ」とMTの「走りやすさ」の“いいとこどり”だと言われています。

現在運転手さんの高齢化が進み、女性運転手さんの採用や、セミリタイアした運転手さんの再雇用などが検討、進められています。そんな運転手さんたちには、やはり運転しやすいことが大事な要素となるでしょう。

ムスコくん
「うーん。運転手さんが仕事をしやすいように、こんなに色んな工夫がされているんだね!」
お父さん
「昔はバスの運転手さんって、個人的に高い技能を持ってるというイメージだったけど、やはり『運転のしやすさ』ということが重視されているんだね」
マスター
「そうなんです。バスの運転と言うのは、とにかくストップ&ゴーが多いのですなあ。停留所に止まり、また発車する。これは一日何回繰り返すのかわからないくらいです。その間に乗客の対応やら、いろいろやらなくちゃいけないし…」
お父さん
「何せ、運転手の負担を軽減させるってことが大切なんだね」
ムスコくん
「それに比べたらこのレストランは暇だからたいしたことないよね(笑)」
お父さん
「こらっ」
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