はじめに

ディーゼルエンジン最新データブック はじめに


いすゞ自動車株式会社
代表取締役社長 細井 行
 1916年創業のいすゞ自動車は、日本最古の自動車会社であり、いち早くディーゼルエンジンの開発に着手し、製品化を成し遂げた会社でもあります。いすゞが日本初の空冷式ディーゼルエンジンを完成させたのは今から70年前の1936年のこと。以来、一貫してディーゼルエンジンの研究・開発を手掛け、日本におけるディーゼルエンジンならびに商用車のリーディングカンパニーとして、人々の豊かな暮らしを創造するお手伝いをしてまいりました。

 残念ながら、いま現在、日本においてディーゼルエンジンが正しい評価を受けているとはいえません。まだエンジンとして開発途上であった1960年代当時のイメージが払拭されないまま、近年の環境問題論争に巻き込まれてしまったからです。しかしディーゼルエンジンは、みなさんの想像を越える速さで進化しています。実際、ヨーロッパをはじめとした世界中で、地球温暖化防止に貢献するエンジンとして、その存在がクローズアップされてきているのです。

 省エネルギーが喫緊の課題である地球にとって、燃焼効率のよいディーゼルエンジンは、なくてはならないものだと確信しています。そして、私は思うのです。特に、地球の未来を担う若い世代の方々に、今われわれには何が必要なのか、何を選ぶべきなのかを真剣に考えていただきたいと。日本という狭い地域でとらえるのではなく、地球規模で考えを巡らせていただきたいと思います。

 ディーゼルエンジンは今もまだ進化を続けています。いすゞは、日本のみならず世界中の人々の暮らしになくてはならないディーゼルエンジンと商用車を、最先端の技術を駆使してつくり続け、みなさまにお届けしてまいります。商用車とディーゼルエンジンのグローバル・リーディングカンパニーであり続けるという大きな目標を掲げ、世界を舞台に地球規模での社会貢献を目指して挑戦を続けるいすゞ自動車。世界で認められているいすゞの技術を、ディーゼルエンジンの素晴らしさを、日本のみなさまにも知っていただきたいと切に願っております。

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