様々な燃料への対応 さらなる環境負荷低減やエネルギーセキュリティ確保を目指し、いすゞが研究開発中の次世代燃料車をご紹介します。

いすゞが研究開発している次世代燃料車

  • 天然ガス自動車 NGV Natural Gas Vehecle
  • 次世代燃料 DME Dimethyl Ether
  • ミドリムシ バイオ燃料 DeuSEL

天然ガス自動車(NGV)CNG車 生産/販売中

天然ガスは、化石燃料の中で最も燃焼時の環境負荷が小さい クリーンなエネルギーとして、一般家庭用(都市ガス)、発電用、各種燃料や工業材料など幅広く利用されています。圧縮/液化でCNG/LNGと分かれますが、その天然ガスを燃料にして走るのが、NGV(Natural Gas Vehecle)です。
いすゞ自動車は、環境負荷が少ない天然ガスを石油代替の特に重要な燃料の一つと位置付け、国内唯一のNGVトラック・バスメーカーとして、累計販売台数1万5千台、海外9ヶ国への供給実績を持っています。

■ 低公害

  • 光化学スモッグや酸性雨の原因となる汚染物質を殆ど排出せず、大気環境改善効果があります。
    また、CO2排出量の低減も期待出来、地球温暖化防止にも有効です。

■ エネルギーセキュリティ

  • 燃料多様化により、エネルギーセキュリティーが向上します。

■ 経済性

  • 燃料コストは、軽油比で安価。
    将来的にはシェールガスの輸入により、より大きな優位性が生じることが期待されています。

■ 低騒音・低振動

  • 都市内配送/夜間配送時の騒音対策に有効です。
  • 低騒音・低振動性による乗務員の疲労低減に繋がります。

次世代燃料 DME ディーゼル車実証走行試験中

DME(Dimethyl Ether)は、石炭、バイオマス等を原料にした次世代燃料です。
LPGと同様な取扱いができる液化ガスで、セタン価が高く、ディーゼルエンジンに適用できます。
いすゞ自動車では、将来的な代替燃料ニーズに備え「国土交通省次世代低公害車開発・実用化促進事業」にて大臣認定車の実証走行試験を行い、トータルで20万km程の実証走行を行ってきました。
これらの成果を基に、DME自動車の技術基準等の検討を行い、法整備へ向けた取り組みを行っています。

■ 低公害

  • 天然ガスを原料としたDME、さらには再生可能なバイオマスDMEでCO2削減に大幅な貢献が期待されています。
  • 分子構造より、炭素同士の結合が無いことから、燃焼時に黒煙の発生が無く、後処理装置を簡略化でき、商用車の代替燃料として最もポテンシャルを有すると考えられます。

■ エネルギーセキュリティ

  • 天然ガスの高度利用によるメタノールの流通を介しDME合成ができ、エネルギーセキュリティと可搬性に優れています。

DeuSEL®(ミドリムシ バイオ燃料) 実証走行試験中

DeuSEL®とは、微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)から抽出したバイオディーゼル燃料で、規格上は軽油と同じ性質なので、通常のディーゼルエンジンを搭載したバスやトラックなどの燃料として そのまま使う事ができます。
光合成によりCO2を吸収して育ったミドリムシを原料としているため、石油と比べ空気中のCO2増加を抑えられる炭素循環型の燃料です。
いすゞ自動車は、株式会社ユーグレナとの共同研究において実用化に向けた実証走行・性能試験等を行っています。

DeuSEL MIDORIMUSHI BIO FUEL DeuSEL®(デューゼル)はDIESEL(ディーゼル)とeuglena(ユーグレナ)を組み合わせた造語で、ユーグレナからつくったバイオディーゼルを表す、いすゞ自動車株式会社と株式会社ユーグレナの共同で登録した商標です。
微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ) 体内に葉緑素を持ち、光合成を行う 体内に生成された油脂を抽出・精製 ディーゼルエンジンの燃料として活用
DeuSEL®バスが活躍中! 2014年7月より、通常のディーゼルエンジンを搭載したバスにDeuSEL®を入れて定期運行を行っています。このバスは、神奈川県のいすゞ藤沢工場と湘南台駅を結び、いすゞ社員の通勤や、いすゞ藤沢工場に御用のお客様送迎用として活躍しています。