トラックの分類と架装

車軸・駆動軸のバリエーション
用途によって使い分けられているトラックの軸数と駆動軸
トラックは、道路保全の観点から、道路運送車両法の保全基準で軸重は10トン以下、輪荷重は5トン以下など、細かく重量が制限されています。そのため大型トラックは、車両総重量を複数の車軸で分散して支えられるように、主に3軸車や4軸車が使用されています。また小型・中型トラックは、 一般的に2軸車が使用されています。

軸重に関する制限
大型トラックの車両総重量は25トンまでと定められていますが、各車軸にかかる重量にも制限があります。
【軸重】
軸重(左右両輪)は10トンまで!
軸重 【輪荷重】
輪荷重は5トンまで!
輪荷重
隣接軸重【隣接軸重】
タンデム間の距離が1.8m以上ある場合は20トンまで!1.8m未満は、18トンまで!
ただしタンデム間の距離が1.3m以上1.8m未満で、1軸9.5トン以下の場合は2軸で19トンまで!

車軸の構造は、全輪(タイヤをつける場所)数×駆動輪(動くタイヤ)数で表示します。例えば"8×4"の場合、全輪数が"8"駆動輪数は"4"となります。図の黒い車軸は駆動輪数を表しています。

4×2(前1軸・後1軸/1軸駆動)
4×2(前1軸・後1軸/1軸駆動)一般的な後輪駆動、小回り性にすぐれている。GVW16トン・積載量8トンクラスまでの小型・中型トラックの標準的な駆動方式。


4×4(前1軸・後1軸/2軸駆動)
4×4(前1軸・後1軸/2軸駆動)全輪が駆動する4輪駆動。
降雪地帯などで使用する小型・中型トラック、大型除雪車に使用される。


6×2(前1軸・後2軸/1軸駆動)
6×2(前1軸・後2軸/1軸駆動)通称ワンデフ車。軽量で積載性と燃費にすぐれ、GVW20〜25トン・積載量11〜15トンクラスの大型トラックに最も多く採用されている標準的な駆動方式。


6×2(前2軸・後1軸/1軸駆動)
6×2(前2軸・後1軸/1軸駆動)すぐれた直進安定性により、長距離・高速輸送に適している。GVW20〜23トン・積載量11〜13トンクラスの大型トラック(カーゴ系、タンクローリなど)に多い。


6×4(前1軸・後2軸/2軸駆動)
6×4(前1軸・後2軸/2軸駆動)通称ツーデフ車。強いグリップを必要とする不整地や雪道での走行に適している。GVW20〜25トン・積載量11〜15トンクラスの大型トラック(カーゴ系、ダンプ、ミキサなど)に多い。


6×6(前1軸・後2軸/3軸駆動)
6×6(前1軸・後2軸/3軸駆動)6輪全輪が駆動。過酷な走行条件でもタフで力強い走りを発揮。
主に除雪車として使用されている。


8×4(前2軸・後2軸/2軸駆動)
8×4(前2軸・後2軸/2軸駆動)偏平タイヤを使用することで車高を低くし、荷台容積を確保。
軽量かさ物を運ぶGVW20〜25トン・積載量11〜15トンクラスの大型トラック(カーゴ系のバン、ウイング)に多い。

※特別な規制緩和については省略しています。

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