安定走行性のメカニズム タイヤ&ホイール編

タイヤの種類
トラックでも主流になりつつあるチューブレスラジアルタイヤ
タイヤの種類は、主にチューブタイヤ、チューブレスタイヤ、バイアスタイヤ、ラジアルタイヤに分類できます。現在、最も多く使用されているのは、チューブレスラジアルタイヤです。

チューブタイヤからチューブレスタイヤへ
タイヤ内部に、ゴム製のチューブを入れ空気圧を保持するタイプがチューブタイヤです。チューブレスタイヤは、カーカスの内側をゴム製のインナーで被い、機密性を高めることでタイヤ全体の空気圧を維持するタイプです。チューブレスタイヤは、釘などが刺さってもインナーが伸びて急激に空気が抜けたりしないほか、タイヤ内の空気が直接ホイールに触れているため、放熱性にすぐれているといったメリットがあります。

バイアスタイヤからラジアルタイヤへ
バイアスタイヤとラジアルタイヤでは、タイヤ内のカーカスの配置が異なります。カーカスが相互斜めに重ねられているのがバイアスタイヤで、乗り心地が良い反面、耐久性、旋回時のグリップ力が劣ります。ラジアルタイヤのカーカスは、タイヤの円周方向に対し直角に配置され、その表面にベルト層が補強材として重ねられています。発熱性が少ない上に耐久性、走行安定性が高く、また燃費にもすぐれています。

ラジアルタイヤ
ラジアルタイヤ
バイアスタイヤ
バイアスタイヤ
ドクターT

トレッドのパターン
溝の刻み方によって駆動力、制動力、操縦性などに差が生じるトレッドは、主に5つのパターンがあり、自動車の走行条件によって使い分けられています。

リブパターン
円周方向に平行して刻まれた縦溝が特長。低騒音に加え偏摩耗の防止にも貢献。また走行安定性、排水性にすぐれ、高速道路での長距離走行に適しています。


ラグパターン
左右横方向に深く溝が刻まれているのが特長。けん引力、駆動力にすぐれ、不整地や悪路に適しています。


リブラグパターン
リブとラグの長所を適度に兼ね備え汎用性が広いものの、長距離、高速走行にはやや不向きなため、主に近距離輸送に使用されています。
ブロックパターン(オールシーズン)
文字通りオールシーズン使用できる日本独自のトレッドパターン。タイヤの寿命も長く、 国内で最も普及しています。


スタッドレス
氷雪上で、すぐれたグリップ力と排水力を発揮。主に降雪地域における冬タイヤとして使用されています。


更正タイヤ
タイヤはトレッドが摩耗することで寿命を迎えますが、その他の部分が使用できる場合は、トレッドだけを貼り替えて再使用することも可能です。こうしたタイヤは更正タイヤと呼ばれ、特に経済性が重視されるトラックで多く使用されています。

スリップサインスリップサイン
タイヤが摩耗するとトレッド面に現れてくる注意サイン。スリップサインが出たタイヤは整備不良状態です。雨天時の排水性が低下し、スリップ事故などの原因となるので、早急に交換してください。


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