安定走行性のメカニズム ブレーキ編

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1 ブレーキに求められる条件
すぐれたブレーキシステムが、動力性能を活かす
自動車の動力性能を活かすために欠かせないもの。それは、すぐれたブレーキシステムです。どんなに速く走れても、馬力があっても、その運動性能を制御できなければ非常に危険です。それだけに、ブレーキシステムが果たす役割は大きく、安全性確保のために、いくつかの条件をクリアしなくてはなりません。

ブレーキに求められる6つの条件
1 制動力にすぐれ、できる限り制動距離が短いこと。
2 路面や走行条件が変化しても制動力が安定していること。
3 適切な素材が使用され、信頼耐久性にすぐれていること。
4 警報装置の装備や二系統にするなど、故障時の対策が十分であること。
5 ペダル位置や踏み込み具合など、操作がしやすいこと。
6 車輪の早期ロックや片効きなどがなく、制動時の方向安定性が良いこと。
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2 ブレーキの分類
重量とパワーによる負荷を支えるトラックならではのブレーキシステム
トラックのブレーキは、大きく三つに分類できます。
ひとつは、自動車を減速・停止させる常用ブレーキ(フットブレーキ)。もうひとつは、駐停車した際にクルマが動きださないようにする駐車ブレーキ。これらはそれぞれ、独立した作動系統で装備されています。
また重量のあるトラックの場合、ブレーキの負荷が普通乗用車の数倍から数十倍にもなるため、「排気ブレーキ」や「リターダ」といった補助ブレーキが装備されています。

主なブレーキの分類
常用ブレーキ
(フットブレーキ)
駐車ブレーキ
(パーキングブレーキ)
補助ブレーキ

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