リコール情報 トラック/バス
いすゞエルガ・エルガミオのリコール
平成29年4月20日
リコール届出番号 4040
この度は大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。対象車両をお持ちのお客様には、販売会社よりダイレクトメールまたは直接訪問にてご案内差し上げますので、担当販売会社にご連絡いただき、お早めに修理(無料)をお受け頂きますようお願い申し上げます。
不具合の内容
大型路線バスにおいて、
- 1運転者席上側配電箱内の配線の配索が不適切なため、配線が固定用ブラケットの端部と干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、配線の被覆が損傷して短絡し、最悪の場合、扉が開閉できなくなるおそれがある。
大型・中型路線バスにおいて、
- 2運転者席下側配電箱の側面スイッチの取付け位置が不適切なため、側面スイッチの端子及び配線が放送装置操作器と干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、配線の被覆が損傷して短絡し、最悪の場合、扉が開閉できなくなるおそれがある。
- 3運転者席下側配電箱内の配線の配索が不適切なため、側面パネル取付け時に配線を挟み込んだものがある。そのため、そのまま使用を続けると、配線の被覆が損傷して短絡し、最悪の場合、扉の開閉ができなくなるおそれがある。
- 4運転者席計器盤配線の配索が不適切なため、配線が計器盤パネルの端部と干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、配線の被覆が損傷して短絡し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。
- 5中扉の光電管配線端子の接続作業が不適切なため、走行中の振動で配線が断線することがある。また、当該端子の防水処理が不適切なため、水浸入で配線が短絡することがある。そのため、最悪の場合、中扉が開閉できなくなるおそれがある。
改善の内容
- 1全車両、運転者席上側配電箱内の配線固定用ブラケットに保護材を追加するとともに、当該部の配線を点検し、損傷している場合は配線を補修する。
- 2全車両、以下のいずれかの措置を実施するとともに、当該部の配線を点検し、損傷している場合は補修する。
1. 運転者席下側配電箱の側面スイッチ端子を対策品に交換する。
2. 放送装置操作器の取付け位置を変更する。
3. 配電箱側面スイッチの取付け位置を変更する。
- 3全車両、運転者席下側配電箱の側面パネル取付け部付近の配線に配線保護シートを追加するとともに、当該部の配線を点検し、損傷している場合は補修する。
- 4全車両、運転者席計器盤パネルに保護材を追加するとともに、当該部の配線を点検し、損傷している場合は補修する。
- 5全車両、光電管配線の接続部を補修する。
対象車両
車名 | 型式 | 通称名 | 対象車の含まれる範囲 (車台番号/製作期間) |
対象車の 台数 |
備考 |
いすゞ | QDG-LV290N1 QKG-LV290N1 QPG-LV290N1 |
「エルガ」 | LV290N1-7000007~LV290N1-7000573 平成27年10月15日~平成28年10月28日 |
495 | (1) 291 (2) 99 (3) 452 (4) 358 (5) 494 |
QPG-LV290Q1 QRG-LV290Q1 |
LV290Q1-7000003~LV290Q1-7000155 平成27年10月29日~平成28年11月3日 |
147 | (1) 76 (2) 86 (3) 147 (4) 89 (5) 144 |
||
SKG-LR290J2 | 「エルガミオ」 | LR290J2-7000007~LR290J2-7000096 平成28年6月16日~平成28年10月19日 |
79 | (2) 6 (3) 69 (4) 18 (5) 79 |
注意事項
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。