プレスリリース

2000年6月19日


いすゞ 『ギガ セミトラクタ 4X2駆動車』 及び
『ギガ 全輪駆動車』を改良


 いすゞ自動車(株)は、『ギガ セミトラクタ』シリーズの4X2駆動車、及び大型トラック 『ギガ』 全輪駆動車に、平成11年排出ガス規制への適合、新型エンジンの追加などの改良を行い、6月19日より全国一斉に発売する。

 いすゞの『ギガ セミトラクタ』シリーズは、豊富なエンジンバリエーションや、車体の揺れを効果的に吸収する4バッグエアサスペンション搭載車の展開など、多様化するユーザーニーズに的確に対応し、市場で好評を得ている。
 今回、すでに平成11年排出ガス規制適合や中期ブレーキ安全規制適合などの改良を行った『ギガ』トラックシリーズに引き続き、『ギガ セミトラクタ』 4X2駆動車にも同様の改良を行った。また、新開発エンジン「8TD1」型の追加設定や、セミオートマチックトランスミッション「ECOGIT」の展開を拡大するなど、商品力を向上させた。
 さらに、セミトラクタのエアサスペンション化の流れに対応して、4バッグエアサスペンション車に、新たにリモコン付車高調整装置を標準装備し、作業性を向上させた。この改良を機会に、エアサスペンション付トラクタを「ギガマックス トラクタ」とネーミングし、高品質輸送を実現するエアサスペンション付トラクタの拡販を図ってゆく。
 また、悪路走破性が高く、特に降雪地域での除雪作業車に最適の車両として定評のある大型トラック『ギガ全輪駆動車』にも、平成11年排出ガス規制及び中期ブレーキ安全規制に適合させるなどの改良を施した。


主な特長は次の通り

1. 平成11年排出ガス規制適合エンジン

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車】

(1)「電子制御コモンレール式高圧燃料噴射システム(*1)」や、「TICS(*2、*3)」の採用、「逆止弁(ぎゃくしべん)」を装備した「ワンウェイ・クールドEGR(*4)」の採用などにより、全エンジンを平成11年排出ガス規制に適合させた。
(*1) 6WG1−TCS、6WG1−TCC、6SD1−TCエンジンに採用
(*2) Timing and Injection rate Control System
(*3) 6WG1−TCS、6WG1−TCC、6SD1−TCエンジンを除く全エンジンに採用
(*4) インタークーラーターボ系エンジンに採用

(2)「10TD1」型エンジンをベースに新開発された、無過給「8TD1」型エンジンを設定し、高出力と低燃費の両立を図った。

(3)新開発の8TD1型エンジンを採用するとともに、6WG1−TC型エンジンに新たな出力帯353kw(480PS)を追加設定した。これにより、4タイプ(過給系 3タイプ、無過給系 1タイプ) 8出力帯の豊富なエンジンラインナップとなり、さまざまな用途にあわせたエンジン選択が可能となった。

【ギガ 全輪駆動車】

・新開発の8TD1型を含め、平成11年排出ガス規制に適合した2タイプの無過給エンジンを設定した。

2.安全性の向上

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車/ギガ 全輪駆動車】

・エア漏れなどの故障時に故障個所へのエア供給を停止し、他のブレーキ系統での制御を行なうマルチプロテクションバルブの採用、ABSの標準装備などにより、中期ブレーキ安全規制に適合させた。

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車】

・衝突時のキャブ変形を軽減し生存空間の確保を図るために、衝突時のエネルギーをフレーム先端で吸収するなど、フレーム構造やキャブフロア構造、キャブマウント部などの改良を施した。
これにより、万一の衝突時にドライバーが受けるダメージの軽減を図った。

3. 商品力の向上

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車】

(1)「ギガ エアサストラクタ」にリモコン付車高調整装置を標準装備とし、新たに「ギガマックス トラクタ」と名称を変更した。

(2) セミオートマチックトランスミッション「ECOGIT」を4X2駆動車に新規展開し、ドライバーの運転疲労の軽減を図った。

(3)海上コンテナ フル積載車の第5輪荷重を11.4トンから11.5トンへ増大させた。

【ギガ 全輪駆動車】

(1) 除雪作業車に最適な、前軸許容荷重10トンアクスル車を新規設定した。それにともない、ツインパワーステアリングを標準装備とし、ステアリング操作性を向上させた。

(2) 除雪作業性の向上と疲労軽減を図る、オートマチックトランスミッション搭載車の展開を拡大した。
シフト方式は、変速動作の小さいプッシュボタン式のワンタッチ変速操作を採用した。

(3) いすゞ独自の「オートニュートラルペダル」を標準装備し、除雪作業性を向上させた。

3. その他

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車/ギガ 全輪駆動車】

(1)油圧計、電圧計、時計などを装備した「マルチメーター」をインパネ内に設置した。

(2)室温を自動調節するフルオートエアコンを標準装備(*)とした。
(*ギガ 全輪駆動車の除雪専用車はオプション設定)

【ギガ セミトラクタ 4X2駆動車】

(1)フロントグリルのデザインを変更し、洗練されたイメージの安定感のあるものとした。

(2)低速時はハンドルが軽くなり、高速時は適度に重量感を持たせる電子制御式パワーステアリングをカスタム系に標準装備(*)とした。
(*その他の車型はオプション設定)


≪目標販売台数≫
『ギガ トラクタ』 シリーズ 1,200台/年
『ギガ 全輪駆動車』 100台/年

≪ギガ 4X2トラクタ 東京地区希望小売価格≫(消費税含まず)

車型 用途 第5輪
荷重
(トン)
最高出力 希望小売価格 備考
KL-EXD52D3
(*)
海コン
フル積載
11 331kw
(450PS)
13,529,000円
・後軸 4バッグ
 エアサスペンション
・エアコン
KL-EXD74D3 汎用 9.5 302kw
(410PS)
12,900,000円
・後軸 4バッグ
 エアサスペンション
・エアコン

≪ギガ 全輪駆動車 東京地区希望小売価格≫(消費税含まず)

車型 用途 GVW
(トン)
最高出力 希望小売価格 備考
KL-CVS81J3 除雪専用車
16 239kw
(325PS)
11,909,000円
・エアコンレス
KL-CYW74Q3 除雪専用車
22 331kw
(450PS)
19,846,000円
・フロント10トンアクスル
・オートマチック
 トランスミッション
・エアコンレス