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第42回東京モーターショー プレスブリーフィング

いすゞはエネルギー効率に優れる、ディーゼルエンジンの持つポテンシャルを徹底的に磨くとともに、車両の使われ方を徹底的に研究することで、より小型でパワーにあふれ、かつクリーンなD-Coreシリーズエンジンを開発してきました。

2006年に発表したエルフでは、主力車型のエンジンサイズを従来の4.8リッターから一気に3.0リッターにダウンサイズし、動力性能を犠牲にすることなく、燃費性能、積載性、静粛性すべてを向上することに成功しました。その後も、大型トラックのギガでは、15.7リッターから9.8リッターへ、中型トラックのフォワードでは7.8リッターから5.2リッターへとエンジンのダウンサイジングを着実に推進しています。

今回、5種類のD-Coreエンジンシリーズをフルラインアップで展示いたします。

昨今、石油代替燃料への関心が高まっています。燃料・エネルギーに大きな転換があっても、昨日と同じように「運ぶ」を支えるのが我々の使命だと考えており、1997年よりCNGエンジン搭載のエルフ/フォワード/エルガを累計15,000台、販売してきました。さらに、ジメチルエーテルを燃料に使用する車なども実用試験を重ねています。

ハイブリッドに関しましても、2005年より高性能リチウムイオンバッテリーを採用したエルフ・ハイブリッドをラインアップに加え販売しております。今回は、バッテリー容量とモーター出力を向上し、非常時には家庭用AC100Vも供給可能な、エルフ・プラグインハイブリッドを参考出品いたします。

また、市街地を中心に、ストップ&ゴーの多い路線バス用に、新たに開発したシステムを搭載し、燃費効果と静寂性を向上させた、エルガハイブリッドを今回公開いたします。