輸創企業

「ナオトラック」で浜松市の素晴らしさをPR

代表取締役 渡辺 昭人 氏
 静岡県浜松市の市制100周年記念マスコットキャラクターとして2011年に誕生した「出世大名家康くん」。そして昨年、NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」の放映が決まり、新たに登場したマスコットキャラクターが「出世法師直虎ちゃん」である。どちらも浜松市にゆかりのある歴史上の偉人をモチーフにしたマスコットキャラクターであり、市民はもちろん、観光客にも大いに親しまれている。浜松市では、このマスコットキャラクターを活用して、積極的に地域のPR活動を展開している。
 静岡県トラック協会の西部支部と北遠支部では、大河ドラマの放送開始に合わせてマスコットキャラクターをボディにデザインしたラッピングトラックを企画。今年1月には、浜松市内の運送事業者の協力を得て、5台の「ナオトラック」が完成。中京圏を中心に全国を運行する「ナオトラック」が、浜松市のPR活動に一役買っている。
 現在「ナオトラック」は5台。そのうちの1台は、有限会社ハロー・テンリューが保有する車両である。ちなみに同社の「ナオトラック」は、5台の中で唯一、金屏風を背景にマスコットキャラク ターをあしらった「純金ナオトラック」。とても鮮やかで、ひときわ周囲の目を引く。代表取締役の渡辺昭人氏は、地域貢献活動の一環として「ナオトラック」の製作を引き受けたそうだ。
「ちょうど新車を導入するタイミングで、この話をいただいたので、それならとお引き受けすることにしました。当社の『ナオトラック』は、主に京都から平塚市(神奈川県)を往復運行しており、加えて様々な地域の振興イベントなどでも活用されています。ご存じのとおり徳川家康と井伊直虎は、群雄割拠する戦国時代に活躍した大名と領主。日本中に、浜松市の素晴らしさと、この二人の出世運をお届けできたら嬉しいですね(笑)」
 と語られた渡辺社長。今後は交通安全教室といった活動にも協力していきたいという。


「ナオトラック」は地域の振興イベントなどでも使用


浜松市にある「浜松城」

“中継輸送”で調達の最適化、効率化を実現

部長 金原 由己秀 氏
 さて浜松市は、古くから機械産業が盛んで、近年は優れた技術が集積する工業都市へと発展。世界的な企業を多数輩出してきた。そうした地域柄もあり、同社は、自動二輪車のアッセンブリ業務を請け負う会社として、1997年に設立される。その後、取引先の要請を受けて自動車の部品・ユニットの輸送事業に進出。さらに、輸送業務が拡大するなかで県内4カ所に倉庫を開設する。現在は、主に工場間の幹線輸送のほか、部品やユニットの集荷、保管、配送業務を手がけている。顧客の生産体制に応じて、必要なものを、必要なときに、必要な分だけお届けしているという。同社の部長を務める金原由己秀氏は、浜松のロケーションを活かした物流サービスが強みだという。
「浜松市は、中京地域に隣接すると共に東京と大阪のほぼ中間に位置しています。つまり、当社は輸送業務において格好のロケーションにあるわけです。各倉庫は、主要な幹線道路や高速道路にアクセスの良い場所にあり、部品やユニットの中継基地として重要な役割を果たしています。サプライヤーからお預かりした各種部品を必要に応じてピッキングして、効率的に配送する“中継輸送”の仕組みを構築しています」
 自動車部品は、小さなネジまで数えると数万点にも及ぶ。コスト競争力の強化、生産リードタイムの短縮が叫ばれるなか、同社は部品やユニット調達の最適化、効率化を提案することで顧客を増やし、業績を伸ばしてきた。


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